小池さん!アウフヘーベンの意味を超わかりやすく具体的に教えて欲しい!

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2017年、話題の言葉となっているアウフヘーベン

 

東京都知事の小池百合子が築地の市場移転に関して使い始めました。

 

さらに民進党代表の前原誠司も「解党」に当たってこの言葉を使いました。

 

しかしアウフヘーベンと聞いてすぐにイメージが湧く人は少ないでしょう。

 

今回はこの言葉をわかりやすく説明してみます。

 


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私は大学で哲学を専攻したため、かなり聞き慣れた単語です。

 

感覚的にもつかんでいる言葉なので実例をあげて解説します。

 

まず一番シンプルな例えとして絵の具があります。

 

青と緑だったらちょっと近い感じもしますけど黄色と赤の絵の具って全然違う色ですよね。

 

それを混ぜると最初はうまく混じりませんが筆でこねくりまわしているとオレンジ色になります。

 

 

オレンジ色って結構奇麗だと私は個人的に思います。

 

黄色の持っているハッピーな感じと、赤が持っている情熱が合わさったイメージです。

 

このように違ったものがぶつかり合い、それ以上のものが生まれることをアウフヘーベンというわけです。

 

厳密に言うとテーゼとアンチテーゼがぶつかり合ってより高いところへ行くというのがアウフヘーベンです。

 

だから黄色と赤より黄色と黒の方が例えとしては良いですが、それだと良い色にならなくて汚れた色になるのでダメです。

 

さて、車で例をあげてみましょう。

 

車は構造上四角や三角の方が丈夫ですし、カドのある方が個性的で美しいデザインを作れます。

 

昔の車の方が美しいとよくいわれます。

 

 

しかし車は丸みが多い方が空気抵抗を少なくできるので加速も良いし燃費も良いのです。

 

美しくて丈夫な車か、個性はないが燃費の良い車か。

 

これは対立した概念ですよね。

 

「美しくないと売れないよ!」

 

「いやいやデザインを犠牲にしても燃費っしょ!」

 

などと激論が戦わされた末に・・・・。

 

生まれたのは直線と曲線がうまく組み合わされた、丈夫で美しくかつ空気抵抗も少ない車だった・・・・。

 

 

これはアウフヘーベンです。


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続いてテニスラケットのアウフヘーベンを考えてみます。

 

ラケットは重い方が強いボールを打てますが強い筋力がないと上手くスイングできません。

 

軽いラケットはスイングが楽ですが強いボールを打てません。

 

 

そしてラケットは軽くなりつつ、重心をやや先端に寄せて強いボールを打てるようになりました。

 

さらに材質が進化して、軽いのに強いものが生まれました。

 

そうしてラケットは重量が落ちていきますが、強いボールを打てるようにもなりました。

 

これはテニスラケットが実際に辿ったアウフヘーベンの歴史です。

 

その結果、強いボールの打ちあいが続くようになって選手の体が壊れているという問題が出てきています。

 

 

それはさておき、政治の話に戻します。

 

政治の形として極端な対立としては、社会主義と資本主義があります。

 

経済を国が計画的に動かすシステム、対するは商売や生産を自由にできるシステムです。

 

社会主義は貧富の差をなくすというメリットがありましたが、商品の改善や開発が進みにくいというデメリットがありました。

 

 

資本主義は新しい商品やサービスが生まれやすく、コストダウンの工夫もなされるというメリットがあります。

 

しかし、低賃金、長時間労働、貧富の格差の増大、そして大企業の市場独占という問題を産みました。

 

多くの先進国では現在、資本主義のシステムを取りながら全く自由なシステムにはしていません。

 

最低賃金や労働時間のマックスを法律で決めたり、独占を禁止したりしています。

 

これもアウフヘーベンといえるでしょう。

 


 

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もうちょっと身近な事で言うと、教育や医療といったものに対してもテーゼとアンチテーゼがあります。

 

北ヨーロッパの国のように、教育や医療を無料にしている国があります。

 

それに対して、お金が無ければ良い教育が受けられないし病院にも行けない国があります。

 

授業料が高かったり、健康保険がなかったりする国があるのです。

 

しかしそういう国では税金は安いのです。

 

大学まで無料、医療費は何歳でも無料と言う国は税金がとんでもなく高いわけです。

 

日本の税金はそんなに高くありませんが教育や医療に結構お金がかかります。

 

 

まあこれはアウフヘーベンとはいえませんね。

 

対立する考えのどちらに寄っているかということで、ぶつかりあってより良いものが生まれているとはちょっと言いにくいところがあります。

 

しかし音楽はアウフヘーベンだらけの世界です。

 

アフリカ系アメリカ人が産んだブルースやR&Bとヨーロッパ系アメリカ人が産んだロカビリーが融合して、ロックンロールが生まれました。

 

ロックンロールの父といわれるチャック・ベリーはアフリカ系です。

 

ロックンロールの代名詞と言われるエルビス・プレスリーは白人です。

 

その音楽性の高さはもちろん、人種を問わないという点でもアウフヘーベンです

 

 

最後に料理のアウフヘーベンを紹介しましょう。

 

やはりカレーライスじゃないでしょうか。

 

南インドの食べ物であるカレーと東アジアの主食である白米

 

白米にカレーを初めてかけた人は「ゲテモノ食い」といわれたでしょうね。

 

しかしそれは最高に美味しい大人気の料理になったのです。

 

 

というわけでアウフヘーベンの例としては、ロックとカレーライスが一番良いでしょう。

 

希望の党と民進党から生まれるものがアウフヘーベンになるかどうかは「国民の人気度合い」で判断されるでしょう。


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  • 2017 09.29
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