禁煙法はいつから始まる?敷地内や飲食店の分煙もなくなるの?

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2017年3月1日、国は健康増進法改正案を発表しました。これは別名「原則禁煙法」と呼ばれています。つまり、タバコの煙を無理やり吸わされることのないように、建物の中は禁煙とする法律です。それに反対する意見を先日、記事にまとめましたが、今回は、それに賛成し、日本から受動喫煙をなくそうとしている人の意見をまとめます。


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自民党の禁煙推進派

自民党の受動喫煙防止議員連盟会長の山東昭子元参院副議長は25日、首相官邸で菅義偉官房長官と会い、2020年の東京五輪・パラリンピックに向けた受動喫煙防止対策として、たばこ税の増税により、たばこ1箱の価格を1000円以上に引き上げるよう申し入れた。(引用元 時事ドットコム 2016/10/25)


自民党内の対立

自民党には、たばこ議員連盟といって、「吸う人の権利も守ろう」と言っている人もいますが、この山東さんのように「タバコはダメ」とはっきりしている人もいます。さらに、山東さんは、たばこ議員連盟が提案している「”禁煙”か”喫煙可”かを表示する義務だけ負わせれば良い」という案を、「議論の余地もない」と一蹴しています。


今年の前半に成立の予定

今のところ、厚生労働省の原案は、山東さんたちの支援もあって、国会に提案される見込みのようです。あとは国会議員の話し合いと多数決によって決定します。厚労省は、この国会、つまり2017年の6月くらいまでに、法律を成立させたい、と言っています。そうしないと、2019年におこなわれる、ラグビーのワールドカップに間に合わないということのようです。


小さな飲食店が禁煙でつぶれる?

禁煙法反対のみなさんが主張する「小規模飲食店がつぶれる」論は正しいのでしょうか。ノンフィクションライターの窪田順生さんが、ダイヤモンド・オンラインに寄稿した記事によれば、それは間違い、とのことです。彼は、禁煙が先に進んだヨーロッパの実例を紹介しながら、「喫煙可の小規模飲食店ができたとしたら、最初はバブル人気で客が集まるだろうが、やがては先細って、つぶれる」と主張しています。

《フランス政府は、イタリアがバーとレストランを禁煙にした結果、売り上げが20%増加したことを強調している》

2007/12/30 AFP通信)

これは、フランス政府が、すべての屋内(屋根の下)で禁煙と決めた法律を、国民に納得させるために出した声明です。そしてこの3日後に、フランスでは屋根のある場所は、バーも含め、全面禁煙となりました。フランスは「個人の自由」が大切にされる国ですが、約10年前に「原則禁煙法」を実施していることに驚きます。しかしなぜ、禁煙にした方が売り上げが伸びるのでしょうか。


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焼肉協会の判断

全国焼肉協会は「喫煙室の有無で来客に影響すると不公平」として、より厳しい「建物内禁煙」を求めた

(朝日新聞 2016年11月16日)

焼肉協会の多くは小規模飲食店です。前回のブログで紹介したように、JF(日本フードサービス協会)の主張としては、タバコの吸えない全国チェーン店から、こぼれおちたお客さんを集めて、小規模飲食店は商売が成り立っている、とのことでした。

参考→禁煙の法律制限でも喫煙できる飲食店はある?タバコが好きな政治家はどうする?

完全に矛盾しますね。焼肉協会は、「今後5年間は”喫煙室”の設置を認める」という法律案は、そんなものを設置できない「小規模店に不利」として、「すべての飲食店は禁煙」とした方が「平等」という主張です。


どっちが有利?

焼肉協会は「吸いたい人は、外で吸えば良い」というシンプルな考え方です。これはJFの「小規模店は喫煙可という選択肢もありにしてほしい」という主張と全く異なります。焼肉とビール、そしてタバコ、というのはセットのような気がしますが、焼肉屋さんはタバコの無い環境にした方が、利益があると予想しているようです。


喫煙者の割合は?

社会の大きな流れは、嫌煙へと向かっているのでしょう。現在、大まかに言って、日本の成人人口の2割が喫煙者です。つまり、子どもも含めた人口では、1割以下です。焼肉協会は、1割の人に不便をかけても、9割の人に快適な空間を提供した方が、商売は有利と考えたわけです。


誰もが安心して外食できる

イタリアで建物内を禁煙にした結果、売り上げが20%増加したのは、タバコの苦手な人が安心して外食できるようになったことと、子どもを連れて行っても安心なので家族が外食を楽しむようになったことが、その理由かも知れません。時代がどちらに向いているか、ビジネスをしている人は敏感だと思います。さて、小規模飲食店は喫煙可とすることで生き残ることができるという予測は正しいのでしょうか。イタリアで証明されたように、禁煙とした方が客が増えるのでしょうか。


まとめ

私は、元喫煙者でしたが、30前に禁煙してから約20年になります。今は大嫌煙家で「分煙」と書かれた店すら入りません。必ずタバコの匂いが漂っているからです。昔からタバコの煙が苦手な人はいたはずなのに、少数派だったために無視されていたのですね。当時は、どこでも吸っていました。本当に申し訳ありません。さて、法律はどんな形で成立するのでしょうか。または成立しないのでしょうか。


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  • 2017 03.12
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