松下幸之助のパナソニックミュージアムへの行き方は?ベビーカーでも大丈夫?

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夏休みは、子どもとどこへ行こう? レジャー施設もいいけど何回も行くのは高いし、プールもいいけど大人には暑いし・・・・。

そんな方にお勧めしたいのが、パナソニックミュージアムです!大型電気ショップにいくのが好きなお子さんだと特に楽しめます。3世代だともっと盛り上がります。

関西に住んでいるけど行ったこと無いっていう方、大阪観光へ来られた方、USJに来られた方なども、ちょっと時間があれば寄って見られるといいですよ。

今回は、この施設についてまとめてみます。


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アクセス

まずこの施設の良い点は「駅近」であることです。なんせ京阪(けいはん)電車の「西三荘(にしさんそう)駅」から歩いて2分ですから、暑い中を汗ブルブルで歩かなくても良いです。

子どもがいたら炎天下を歩くのはもう修業か拷問かって感じになりますからね。

しかもこの西三荘駅の良いところは、大阪都心からいくと駅で二つ目という点です。

「京橋(きょうばし)」という駅が接続駅なのですが、そこから「区間急行」というのに乗れば一気にたくさんの駅をすっとばして「守口市(もりぐちし)駅」へ着きます。そして次の駅が西三荘なのです。

もうあきらかに「パナソニック関係者をひいき」しているとしか思えない「区間急行」です。

まあそれくらい、この京阪(けいはん)電車っていうのはパナソニックさまさまということです。


まずは京橋へ

京阪「京橋」駅に乗るには、多くの人はJR京橋駅から乗り換えるでしょう。JR京橋駅というのは大阪環状線の駅です。大阪環状線というのは、東京の山手線みたいに大阪市内をぐるっと一周する電車です。

というわけで、大阪環状線のJR京橋駅で降りて、北口から出るとすぐに京阪電車の京橋駅です。そこで「萱島(かやしま)行きの区間急行」に乗ります。

はい、すぐ西三荘駅到着です。


最寄駅の様子

平日の午前10時は全くひとけがありませんでした。

京阪の駅はホームのベンチがやたら長いので子連れやお年寄りには便利です。10メートル以上あります。これが何個もあります。

はい、ほぼ無人です。

駅構内にがーんとタバコの自販機! さすが大阪!

駅のトイレチェック。

子連れ、年寄り連れでも安心ですね。

駅の地図を確認すると・・・

左下が現在地(駅)、地図のほとんどがパナソニックの本社と工場。見事にパナソニック城下町です。駅の名前も「パナソニック前」で良いのに・・・・・。


駅から出発

では、ミュージアムへ向かいます。

駅横の信号を渡ります。渡り切るとこんな看板。パナソニック・ミュージアムの本名は「松下幸之助 歴史館」です。

ちょっと歩くとすぐにレトロな建物が見えてきました。その向こうにはパナソニックのロゴが光っています。

カリスマ・松下幸之助が握手の手を差し出して出迎えてくれます。しかし芝生は立ち入り禁止です。


到着

入館します。

入館料は不要です。営業は9時から5時です。休館日は日祝と年末年始です。

まずはなにやら武家屋敷のような門が登場!

思い切り手ぶれしましたが、これがなんと幸之助の生家にあった門のレプリカなんです。すごい豪農(金持ちの農家)だったのですね。

幸之助は1894年生まれです。明治27年、日清戦争の年です。都市部以外の日本はまだまだ江戸時代の空気を残していた頃です。つまり、農業国だったということです。


ちょっと歴史の話

この日清戦争で中国を破り、朝鮮半島の支配権を手にするとともに、莫大なお金を中国に払わせ、そのお金で大きな製鉄所を作りました。八幡製鉄所です。日本の工業化が本格的に始まった瞬間でした。

幸之助が生まれたのは今の和歌山市です。

江戸時代末期は武士が貧乏で、一部の商人と一部の農民と一部の職人と一部の僧侶が大金持ちでした。

幸之助の実家は、その「一部の農民」だったのです。使い道に困るくらいのありあまるお金を、幸之助の父は「先物(さきもの)取引」に使いました。


ちょっと経済の話

大阪で江戸時代からおこなわれていた「米の先物」です。今もそうですが、先物はレバレッジがきいているので、価格の動きを当てれば投資したお金が何倍にもなって返ってきます。

しかし、はずすととんでもないお金を支払わないといけなくなる「ギャンブル」です。いやギャンブルはすっからかんになれば、最悪電車に乗れずに歩いて帰ればいいのですが、先物の場合は何百万、何千万をいうお金を絶対に支払わないといけません。

幸之助の父は、その米相場で大損を出し、借金が払えなくなって「破産」します。幸之助が小学校へ入るか入らないかくらいの時でした。これは不幸な話ですが、結局パナソニックのサクセスストーリーはここから始まるのです。


災い転じて?

父が破産していなければ、幸之助は和歌山から出なかったかも知れません。しかし子どもを食べさせることができなくなった幸之助の父は、「大阪で働け」といって家から出すのです。9歳でした。義務教育が4年しかなかった時代だったのです。

その後大阪の下駄屋で「丁稚奉公(でっちぼうこう)」(給料はないが見習いとして住み込みで働く若い従業員)になります。

その後、自転車屋に転職。さらに今の関西電力に転職します。そして23歳で起業するのです。20歳で結婚していましたから家庭もあっての起業です。


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まるでジョブズ

私はここに、現代の私たちが参考にすべき生き方があると感じました。丁稚奉公に耐えて下駄屋の支店を出させてもらうのが理想だった時代に、転職を2回も繰り返し、その後創業するという心意気ですね。

今ならそういう人も増えていますが、当時は本当に少なかったでしょう。

起業したのは、「電球のソケット製作・販売」会社で、社員は友人二人と妻の弟だけでした。


事業拡大

その後、自転車用のランプを作ります。

そしてラジオ

そして扇風機、と商品が拡大していきます。第二次世界大戦よりもずっと前です。当時としては、ものすごく未来的な商品です。みんなウチワであおいでいた時代ですからね。1927年くらいでは電気の来ていない家も田舎ではいっぱいあったのです。


売れたの?

1930年、こんな商品も開発しています。

電気あんかです。ふとんの足もとに入れて温めるというものです。木を丸く加工したところに日本の伝統技能を感じます。

そのころの新聞広告です。とてもアートです。電灯から電源をとっているのもすごいですね。宣伝にもしっかり投資しているのがわかります。


戦後

そして戦争が終わり、日本の高度経済成長がやってきます。

洗濯機

テレビ

冷蔵庫

当時「三種の神器」(さんしゅのじんぎ)といわれ、国民がなんとか買おうとがんばった商品です。

実物を見ると、結構美しいデザインです。みんなが欲しがっただけあります。


高度経済成長は続く

その後さらにエアコン

掃除機

テープレコーダー

電気炊飯器

と、生活をどんどん便利にしていきました。

そして、アメリカを中心に輸出にも力を入れるようになります。日本の外貨獲得に大きく貢献しました。つまり、円の価値を上げていったわけです。

そして世界的な電機メーカーになっていきました。


ほんまに還暦?

そんな松下幸之助、60歳の写真です。

若く見えませんか?この他にも40代、50代の写真が展示してありますが、実年齢が信じられません。元祖「アンチエイジング」です。

最近はナグモ先生が人気ですが、実は幸之助の方がすごいのです。

ところどころで、カリスマ経営者・松下幸之助の講演が聴けるようになっていたので聴いたのですが、語り口は素朴な紀州(和歌山)弁で、まったく雄弁家ではありません。

「儲けてやろう」というのではなく、「自分の製品で誰かを(社会を)幸せにしたい」という強い気持ちが感じられました。


経営方針

そして、社員は会社のために働くのでなく自分のために働くべき、とも言っています。ひとりひとりが起業家のつもりで独立心をもってほしいと言っています。

おそらく日本で一番最初に週休二日にしたのもパナソニックでしょう。なんと1965年(昭和40年)でした。

儲けたお金も、大学に寄付するなど社会のために使っていきました。

ブラック企業の経営者が私腹を肥やす、といったパターンの真逆ですね。


まとめ

遠い昔にパナソニックで働いていた人から聞いた話では、結構ノルマが厳しくて参ったとのことでした。まあブラックな実態はあったのかも知れません。東芝、日立など当時のライバルは強力ですから。

しかし子どもにとってはすごく良い見本です。学歴は無くても時代の先を見て、他人を幸せにするアイデアを商品にする人生。そして無一文の子どもが超大金持ちになる。そりゃ若いままでいられますし、長生きもしますね。(享年94歳)

ぜひ夏休みには親子3代で訪問してください。1代目は高度経済成長の懐かしい思い出に浸れます。2代目は1代目の思い出話にお付き合いできます。3代目(子ども)は未来を見つめる目を養えます。金持ちを目指すことは良いことだと理解できます。

赤ちゃん連れの場合は・・・ベビーカーでも余裕のある展示でした。トイレにベビーベッドはありませんでしたが、大きめの椅子が置いてありました。おしめは替えられそうでした。


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  • 2017 07.27
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