神戸の東須磨小事件はなぜ起きた?加害教員といじめと全能感の関係とは

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知人から「神戸の事件には本当にあきれた。あんなことが本当に起きるとは信じられない」という感想を聞きました。確かにその通りです。今回は、長年教員をしてきた私の感想や意見を書いてみます。


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私の体験

他の知人からは「地元ではあんなことあるの?」と尋ねられたりしました。この質問に対しては「いやありません」と答えていました。職員間のトラブルが全くなかったといえば、嘘になります。しかし、暴言や暴力に関しては見たことも聞いたこともありません

 

私の職場だけかも知れませんが、忘年会ではみんなで余興に盛り上がり、最後は校歌で締めるというパターンがほとんどで本当に良い環境でした。管理職とも話しやすく、30年の教員生活は、ほぼ毎年快適な状態で仕事ができました。

 

なぜ私の地元に暴言や暴力が無くて、神戸にはあったのかを研究すると良いのではないかと思います。そこに神戸が解決すべき問題が出てくると思います。しかしここでは資料もないので私なりに、あの事件について意見をまとめます。

 

変身の理由

 

まず、なぜ数人の先生があのような「ありえない人間」に変身したのかという点です。私の思うに、新任の時から王様・女王様だったわけではないと思うのです。というかそんな新任教員だったら半年も持たずに退職していると思います。

 

あのような暴言や暴力は自分に権力があると誤解しないと出てきません。家庭内暴力もほとんどが夫から妻に行われますが、そんな夫は男性に権力があると思っています。つまり「男は偉い、男は女よりも上に位置している」という意識です。

 

児童虐待もそうでしょう。「親は子どもよりも偉い、子どもは親に従うもの」という意識がないと叩けません。「子どもってすごいな!この子のおかげで私は幸せ!本当にありがとう!」と思っている親からは暴言も暴力も出ないでしょう。

 

先生をめざす人は、「子どもってすごい」という瞬間を見たことがあると思うのです。ということは本来とても謙虚で、人権感覚が鋭いタイプの人が多いはずです。そんな人を変えるものは何でしょう? そんな心を壊すものは何でしょう?


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忙しいと心を亡くす

 

それは「多忙」だと思うのです。加害者である人たちをかばう気はありませんが、職場環境は人を変えます。心を壊します。特に仕事が過度に集中している人はそうなりがちです。実は私も新任採用後の数年間は危ない時期がありました。

 

喫煙などの生徒指導に授業準備、放課後と土日の部活指導で精神的、肉体的に限界を超えていました。家事育児に関われないこともストレスになっていたと思います。その結果、顧問をしていた部活で人権感覚の乏しい指導をしていました。

 

そんな最低の時期は、教職員組合の専従役員をやらされることになって中断しました。そしてそこで素晴らしい人権活動家に出会い、かなり生まれ変わったのです。本当に幸運でした。専従役員を終えて、現場復帰してからは世界が全然違いました。

 

今回処分された神戸の先生の一人は、何年も連続で6年生の担任をしていたという報道を見ました。ひょっとしたら校務分掌も重いものを持たされていたのかなとか、学校が研究指定になったら研究授業をさせられていたのかな、などと勝手に想像します。

 

 

ストレスが生む「全能感」

 

そうやって超多忙な状態をこなしつつ、管理職には感謝され、「全能感」を持ってしまったのではないでしょうか。言い換えれば「過信」「天狗」状態です。この「勘違い」状態は何かに大きなストレスを感じているときに陥りやすいそうです。

 

以上、本当に自分勝手な仮説と意見です。とりあえず他山の石とせず、自分を壊さないよう気をつけたいと思います。


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  • 2020 03.03
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