大崎事件以外の冤罪事件まとめ!こんなにもある無実での逮捕そして死刑執行?

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真犯人でない人を逮捕して、自白に持ち込み、証拠をでっちあげて有罪にするなんて「正義の味方」である警察がするはずがありませんよね。しかし実際は多くの冤罪が存在しています。

そのうちのいくつかは、裁判のやり直しによって無罪が確定しました。しかし、いまだに無実で刑務所に入っている人がいるのです。

今回は、これら冤罪事件についてまとめてみます。(詳しい記事はリンク先にとんでいただけるようにしました。)


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狭山事件

冤罪事件の代表格ともいえる事件です。1960年代に起きた女子高生の誘拐殺人事件でIさんが逮捕され、証拠をでっちあげられ、自白を誘導されました。

この事件直前に、警察は吉展(よしのぶ)ちゃん事件という誘拐殺人事件で犯人を取り逃がした上に幼児が帰ってこない(後に遺体でみつかる)という失態を演じていました。

そしてこの事件でも、身代金をとりに来た犯人を包囲したはずなのに逃げられてしまいます。そして女子高生は遺体で見つかりました。

犯人を逮捕しないと威信にかかわると感じた警察は、Iさんを別件で逮捕します。そして自白させられ、証拠をねつ造されました。(2017年7月現在、裁判所は裁判のやり直しを拒否しています。)

Iさんは被差別部落の人であり、「被差別部落の人ならやりかねない」という人々の差別意識を利用した冤罪です。

Iさんは無期懲役刑を受けたIさんは現在仮釈放中で、全国を飛び回って自分の無罪を訴えています。

詳しくはこちらの記事です。

参考→大崎事件と狭山事件の共通点は?2016年の新証拠で石川さんの無罪確定?


大崎事件

1980年頃、鹿児島で起きた事件です。

4泥酔して牛のふんをためていた穴に落ちたために42歳の男性が亡くなった事件を殺人事件と誤解して、男性の義理の姉を殺人罪で逮捕し、有罪に持ち込んで10年服役させました。

しかし最近の鑑定によって事故死ということが判明し、裁判のやり直し命令がでましたが、当局はそれを不服として抗告しました。最終的には無罪になるのは確実なのに、90歳のおばあちゃんを相手にして検察は往生際のわるいところを見せています。

事件の詳細はこちらです。

参考→大崎事件ってどこでいつ起きたの?なぜ無実のおばあちゃんが懲役10年?


甲山事件

1970年代に兵庫県で起きた事件です。狭山事件と違って、裁判で有罪判決が出たことはありません。しかし、検察がそれを不服として控訴したため25年もの長い裁判となりました。

知的障害の子どもが親から離れて暮らし、学習や訓練をする施設で12歳の生徒が二人行方不明になったという事件です。

捜索の結果、敷地内にあった浄化槽の中に二人の遺体が発見されたのです。

警察は、浄化槽のマンホールを開けて生徒を突き落としたという容疑で施設の保育士を逮捕します。

しかし結局は事故死と判明して無罪となりました。

取り調べの過酷さで自殺未遂を図った保育士のYさんですが、多くの人に支えられて裁判を戦い、勝利しました。

この事件は「障害のある子どもにはマンホールのふたは動かせない」「障害者の施設で働く職員は普通では無い」といった差別意識が生んだ冤罪と言えます。

詳しくはこちらの記事になります。

参考→大崎事件の他にもえん罪があった?なぜ若い先生が生徒殺しで逮捕されたの?


袴田事件

1960年代に静岡県でおきた強盗放火殺人事件です。

みそ工場を経営する一家4人が強盗にめった刺しにされて殺されたあと、家ごと火をつけられて燃やされました。

従業員の寮にすんでいて、その消火にあたった袴田さんが犯人として逮捕され、拷問によって自白させられ、証拠をでっちあげられて死刑判決を受けました。

その証拠とは血の付いた作業着です。なんと事件から1年以上たってから工場の味噌タンクから見つかるのです。

しかも袴田さんの体が入らないような小さなサイズでした。警察と検察はこれを犯行時に着ていたと断定します。

そして、2000年代に入ってからDNA鑑定の技術が向上し、鑑定をしたところ作業着についていた血は被害者のものではないことが判明するのです。

つまり警察が作業着に何かの血を塗って証拠をでっちあげたのです。拷問によって「やりました」という自白を得ても証拠がないと有罪にできません。ですから自分たちで証拠をねつ造したのです。

袴田さんは元プロボクサーでした。この事件では「ボクサーのような暴力的な人なら殺人をやりかねない」という偏見が利用されたのです。

この事件は、この記事の中で触れています。

参考→大崎事件と狭山事件の共通点は?2016年の新証拠で石川さんの無罪確定?


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足利事件

1990年に栃木県で起きた幼女誘拐殺人事件です。

パチンコ店の駐車場で5歳の女の子が誘拐され、翌日近くの河原で遺体が見つかります。

この事件の前から近辺では幼女が誘拐されて殺されたり、失踪したりする事件が続いていました。

犯人を捕まえられない警察への風当たりも強く、強引な見込み捜査を行ったのです。

犯行現場からは、足跡や指紋は発見されず、唯一残されたのは犯人のものと思われる精液でした。遺体の近くにあった幼女の下着に付着していたのです。

そして警察は、Sさんを犯人に仕立て上げるために「40歳で独身ならば、変態の可能性がある」という噂をばらまき差別意識を広めます。

そして、Sさんの出したゴミを無断であさり、ティッシュを採集して勝手に精液のDNA鑑定を行うのです。

そして「非常に良く似ている」という鑑定結果を得て有罪にもっていきました。もちろん得意の「追い込み尋問」で「やりました」という自白をさせました。

しかし、1990年当時のDNA鑑定は日本で始まったばかりでした。2000年代に入ってから再鑑定した結果「全くの別人」とわかって無罪になったのです。

この事件の詳細は下の記事です。

参考→足利事件の詳細


共通点

このように冤罪は「世間の差別意識を利用する」という戦術があります。

被差別部落、プロボクサー、障害者施設職員、独身の中高年といったマイノリティが冤罪の被害に会うのです。

そしてすべてのケースで、冤罪被害者は「私がやりました」と嘘の自白をしています。

これに関しては、「取り調べの可視化」「取り調べの録音」などの方向へ進んでいますので改善されていくでしょう。

夜は留置場、昼は10時間以上も机をたたかれてたりやさしくされたりしての尋問が続けば誰でも自白します。私も選挙法違反で取り調べを経験したので良くわかります。


冤罪を防ぐには

とにかく無実でも自白してしまいます。和歌山カレー事件のように否認し続けるのは珍しいケースです。ひょっとしたら無実でないから否認できるのかも知れませんが。

やっていないのに信じてもらえない。何日も外界から隔離されて精神状態が不安定になったところで「やったいえば楽になるよ」という天使のような声

本当にやっていないのになぜこんな目にあうのか。という苦しみから解放されるのなら「やった」と言ってしまおう。

そうなるのです。

みなさんにも不当逮捕、無実の逮捕の可能性があります。がそうなって人生を棒に振る前に、こちらの記事を読んで冤罪の被害者にならないよう準備しておいてください。

参考→大崎事件みたいに無実で逮捕されて冤罪になったらどうする?無罪になる方法は?


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  • 2017 07.05
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