八景島シーパラダイスで全滅した深海生物ってどんな魚やイソギンチャクなの?

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2017年の9月に衝撃的なニュースが流れました。神奈川県横浜市の水族館で飼育されていた深海生物、約90匹が機械の故障で全滅したというのです。

しかも、全滅したのが6月なのにその情報を表にずっと出さなかったというのです。研究機関からの問い合わせで「ばれた」というわけです。

深海生物は人類が容易に行けない場所で生活しています。漁の網も届きません。非常に貴重な生物です。ひょっとしたらシーラカンスのように生物の進化にヒントをくれる種があるかもしれません。

そんな生物が大量に死んでしまったという悲しいニュースでした。今回はその八景島シーパラダイスと深海生物についてまとめます。


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八景島シーパラダイスとは?

場所はこちらです。

なんと、本当に「島」なんです。

(引用元:公式サイト)

島の中に、

・水族館

・アトラクション

・ホテル

・レストラン

・マリーナ

が集まっている「楽園」です。

島自体は無料で上陸できるので、景色や食事を楽しむのもありですね。

なおここは西武鉄道グループによって運営されている民営の施設です。


誰が譲ってくれたの?

そのシーパラに貴重な深海生物を譲渡したのは「国立研究開発法人 海洋開発研究機構」というところです。国立研究開発法人というのは、税金からの補助もあるけどその団体が収入を得てもいいというものです。

有名なところでは、大阪の国立循環器病センターがそうです。最先端の医療をおこなっているところで、患者の治療もしています。難しい臓器移植を国内で最初にやったりします。正式名称は「国立研究開発法人 国立循環器病センター」となります。

さてそういう病院ではなく「海洋開発研究機構」では研究のために飼育していた深海生物がいたのですが、その研究をしていたグループが解散になってしまったのです。そういうことって年度末に行われますから2017年の3月でした。そこで八景島シーパラダイスへ譲渡したのです。

なぜシーパラが選ばれたのかというと、おそらく「近いから」です。なんと直線距離では1キロしか離れていません。深海生物は環境の変化に対応するのが難しいので遠距離の移送は困難です。その点あっという間に着くシーパラは最適と考えたのでしょう。


そしてシーパラには海水温を摂氏1度程度の低温に保つ特別な「冷水装置」もあったのです。深海生物は普段全く光の届かない暗闇で高い水圧を受けながら低温で暮らしています。そんな環境に近い水槽があったわけです。

しかしその冷水機が故障して常温になってしまっていたのです。深海生物にしてみれば灼熱地獄です。3月に譲渡されて全滅したのが3か月後とのことですから常温は25度から30度でしょう。そりゃあ死にますね。

海洋開発研究機構の深海生物研究グループは解散したのですが、研究者が解雇されたわけではありません。そして研究者が資料を得るために深海生物の観察を申し出たところ「2か月前に全滅して廃棄した」という返事をもらったというわけです。

それが8月だったというわけです。


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どんな深海生物?

まずヤマトコブシカジカがいたそうです。

これは漁の網にかかることもある魚です。みそ汁の具に入れる地方もあります。見た目も深海魚らしくないノーマルが姿をしています。底引き網で捕獲されます。というわけで希少価値はそんなにありません

続いて新種のイソギンチャクです。名前はシンカイハクトウイソギンチャクです。

 

これはシンカイハクトウイソギンチャクではありませんが、こういう生物です。おそらく今回、研究者が観察をしたかったのはこちらでしょう。なにせイソギンチャクはすごく種類が多く、未だに新種が見つかるのです。深海のイソギンチャクなどは新種だらけでしょう。

以下は深海のものではありませんがいくつかイソギンチャクを紹介します。

よく写真の主役になるクマノミですが、イソギンチャクを主役に見てみるとまた違ったおもしろさがあります。

 

 

まるでお花というような見事な赤が美しい種類です。

 

 

 

ケーキのモンブラン風イソギンチャクです。熱帯魚との相性が抜群です。

 

 

CGを見ているようです。少し怖いような美しさがありますね。

 

 

少しハードな感じが珍しい種類です。

 

こちらは深海系かな?ちょっとモンスター風イソギンチャクです。スキューバダイビングでこれに出会ったらちょっとビビりますね。


どこに口があるの?

こんなイソギンチャクの口は、ひらひらした部分の中央にあります。このひらひらを触手(しょくしゅ)といいいます。要するに魚やエビなどを抱きしめて口へ運ぶアームです。

口へはこばれた食料はそのまま胃へ行きます。魚のように腸や肛門はありません。消化したらまた口から吐き出します。実に珍しい生物です。ひょっとしたら全ての生物は進化する前にそういう形だったのかも知れません。


食べられるの?

非常に美味で有名なイソギンチャクがあります。イシワケイソギンチャクです。九州の有明海でとれるもので柳川あたりにいくと食べられます。ちなみに数え方は「1匹」みたいです。

深海のイソギンチャクを研究していた人は一体何を調べていたのでしょう。食用か否か? それとも生物の進化のヒント? 養殖の可能性? 毒素の解析による医療などへの応用? 

いずれにしても簡単にもう一回採りに行くということができない生き物です。機械の故障はひょっとして神秘的なままで置いときなさいという神の仕業かもしれませんね。

それくらい神に近い何かを感じます。深海生物は


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  • 2017 09.14
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