授業は導入が本当に大切!生徒のプレゼンテーションは教師以上の効果?

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授業って英語では lesson と訳されますけど、日本の中学校でレッスンしてますか?レッスンっていうのは、「やらせてみること」が絶対条件です。テニスのレッスン、バレエのレッスン、英会話のレッスンなどそうですよね。ずっと理論を語っているのは「レクチャー」です。


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レクチャーの弊害

そして日本は5教科(国数英社理)でレクチャーをやってきて、英語が話せない、自分の意見を主張できない、論理的に説明できない。という大人がぎょうさん出てきたわけです。もちろん、中にはできる人もいますが、多くはできないわけです。


曲者は嫌われる

なぜって、「この子ちょっとおもしろいな」って思ってもらえず、逆に、「この子普通にできないかな?」となりますから、そりゃつぶれていくでしょう、独特な考え方が。


モノでの経済成長は終わった

さて、しかし、このままではだめです。特に不足している財(経済用語の財:つまりテレビとか冷蔵庫とか車とか)を充足させていく時代は、先進国では終わったわけでこれからは「いかにおもしろいことを思いつけるか」が経済発展のキモになります。


新しい産業革命

 楽をしておもしろいことにお金を使う。おもしろいことを思いついた人がお金をかせぐ。そんな時代に入りつつあります。300年前の産業革命に匹敵する経済の変化が起きようとしてるのです。そんな時に 従順さと根性が取り柄という人材ばかり作る学校は不要です。


未来志向の人ですか?

 自分で発信できて、クリエイティブで、他人と違う発想を産み出せて、違う文化の人と協働できるそんな人を育てないとだめです。そこを目指して授業をしていますか?自分自身がそんな人になろうとしていますか?


わくわく感

わかりやすい授業を目指そうとか、よくいわれますけど違うでしょ。目指すのはそんな近視的目標ではなく、未来を目指しているかです。 そこからわくわく感がうまれて、おもしろい授業になるんです。


授業のサンプル

て言っていても埒が明きませんから、最近やった授業を紹介します。例によって、とにかく生徒に語らせる、考えさせる、相談させる、意見をぶつからせる、といった授業です。

以前の記事でワークシートと授業展開を書きましたが、全然伝わった感がなかったので今回は、これでもかっていうくらい細かく書いてみます。

 


 

授業の展開

授業の流れは以前も書いたとおり

1 生徒のプレゼン

2 前の時間を復習

3 チームリーディング

4 ワークシート

5 ジグソー

6 まとめ

となります。


生徒のプレゼン

これは習ってすぐの内容を取り上げて調べて自分の意見をつけて発表します。

どんなプレゼン?

あるクラスでは 赤穂事件について と 歌舞伎について を1人ずつ発表してくれました。それに対して クラスから質問を促すと「歌舞伎で女や少年が禁止されたのはなぜですか?」「歌舞伎の入場料はどれくらいですか?」 「などという質問がでました。

プレゼンへとタブレット

それに対しタブレットPCでググって画像を含んだ解答を示します。歌舞伎の入場料はポスター画像を見せました。値段をぐっと拡大すると一番高いところが20000円です。みんな驚きますね。

説明は画像と動画で

実物投影機を通じてタブレットの画面をスクリーンに映写し説明するのはとてもいいですよ。 画像や動画を一瞬で見せられますからね。

資料集不要

ちなみに私は「資料集」とか「問題集」は買わせません。ノートと教科書と地図帳だけです。高いし重いし活用するのも無理です。

とがった意見を殺さない

今回は 「浅野内匠頭が精神的に異常だった」という説を生徒が発表したので、だったら家臣が復習するかな?などと、ちょっと私が意地になって反論していて少し時間を食いました。よく考えたら、そういう説もあっていいですね。

これで、約12分です。

生徒に教えられるときの喜び

私が哲学専攻だったので、地理や歴史の知識はそんなにないんですね。そこへ生徒のプレゼンを聞くと結構勉強になります。クラスも、普段いっしょに机を並べている生徒が黒板の前に立って、時には実物投影機を駆使して、そして必ず黒板に何か書きながら説明や主張する姿を食い入るように見ています。暖かい笑いの反応もあります。

大学の先生

よくえらい大学の先生が「導入の工夫が大切」とかおっしゃいますが、きちんとオーガナイズされた空間で生徒にさせるプレゼンほど 良い導入は無いというのは私の持論です。


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前の時間を復習

質問からスタート

スクリーンに教科書のページを映しだして、質問を求めます。前の時間は「元禄文化」でした。しばらく待って生徒から出た質問は「見返り美人図にモデルはいるのですか」「歌舞伎の観客席は何席くらいありますか」「俵屋宗達ってどんな人ですか」などでした。

再びタブレット先生

それぞれタブレットPCで答えました。実際は私の知識でさらさらっと答えることも可能ですが、それには欠点があります。私が結構ねちっこく長時間説明してしまうということと、画像や動画を伴わないので話している内容が「イメージできない生徒」をぼんやりさせてしまうという2点です。できるだけタブレットでググるようにしています。

直前は天気図を書いていた生徒たち

しかしさらっと答えた方が良い質問もあるので、そこは自分の知識で説明します。ここまでが 「導入」です。 直前は理科の授業を受けていた生徒たちです。今は理科で天気の勉強をしています。天気図を書いて分析するという時間を50分過ごした直後です。そこにいきなり「江戸幕府の財政が悪化したので・・・」と授業されても 「江戸時代ってどういう時代だっけ? 財政ってどういう意味?」となる生徒がたくさんいます。

強引なのはイヤ!

そこはていねいに誘(いざな)いたいところです。それもこちらから強引に引き込むのでなく、クラスの雰囲気を利用して、社会科ワールドへひきいれるように注意しています。じっくり待って質問を促すのはそのためです。ムードが大切なのはデートと同じです。

焦る人はキライ!

あせって先生が自分がしゃべりはじめると「質問ありませんか?って言ってるだけで、どうせ自分でしゃべるにきまってるじゃん」と生徒は感じて、質問する気がどんどん萎えます。悪循環ですね。結局先生のレクチャーになって、それはレッスンじゃないでしょ、という展開に陥るわけです。

さて長くなったので続きは次回に回しますね。

次回→アクティブ・ラーニングのプリントと授業展開!享保の改革その2


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  • 2017 03.01
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