ドラマのクライシスはSPに似てる?それともホワイトカラーのパクリ?

  • ドラマのクライシスはSPに似てる?それともホワイトカラーのパクリ? はコメントを受け付けていません。

この記事は5分で読めます

Pocket

2017年4月に放送を開始した「CRISIS公安機動捜査隊特捜班」

政治家など国家が絡む壮大なストーリーと派手なアクション、そしてコンピューターを駆使した捜査や爆発物処理能力が視聴者を飽きさせません。

前回の記事では、その魅力の裏側について書きました。

今回は、岡田准一や海外ドラマとの比較をまとめます。

参考→クライシスのドラマ主題歌は外国人?脚本の金城一紀も在日コリアン?


脚本

このドラマがなぜおもしろいかといえば、第一に脚本が良いからだと言えます。

その脚本を手掛けたのが、直木賞作家の金城一紀です。

主役に小栗旬をイメージしながら書いたというだけあって、キャラクターを生かしたセリフやアクションがちりばめられています。


岡田准一と堤真一

これまで金城一紀は、主役を誰にするか指定してきました。

映画「GO」では、柴咲コウでした。

その後、「フライ ダディ フライ」で指定したのが「岡田准一」です。

その時は準主役でしたが、その後、SP警視庁警備部警護課第四係では主役に指定されました。

そしてもう一人のお気に入りは「堤真一」です。

「フライ ダディ フライ」では、主役でした。SPでも重要な役でした。

おそらく今回も、主役の理想像は岡田准一だったのでしょう。

しかしそうするとSPとの違いが出にくく、見ている人にとっては「焼きなおし」「二番煎じ」と感じてしまう恐れがあります。

そこで金城一紀が注目したのが小栗旬だったのではないでしょうか。

岡田准一に比べると体格も大きく、アクションも映えますしクールでセクシーなイメージも主人公にぴったりです。


演技とアクション

金城一紀ファンの私としては、どうしても岡田准一と小栗旬を比較してしまいます。

小栗旬としては比較対象のクオリティが高すぎてかわいそうですが、やはり演技力と画面での存在感に差があります。

西島秀俊の深い存在感が結構際立っているので、小栗旬を余計に軽く感じてしまいます

岡田准一を知らない人にとっては全くそんなことは無いでしょうが、一度彼の演技を味わったら他が薄味になってしまうのはどうしようもないでしょう。


184センチ

さらに小栗旬にとって不利な点は高身長です。

184センチの身長はすばやい動きに向いていません。

人間のパーツで一番比重が重いのは骨です。身長が高い人は、長い骨を持っています。

つまり重い鉄の棒を振り回す感覚で動くことになります。

サッカー選手をみれば明らかです。クリロナは別として身長の大きくてすばやい選手はほとんどいません

ブルース・リーの身長も171センチでした。岡田准一も170センチです。

カリ・シラットのような武術はスピードが命です。

184センチであのスピードが出せる小栗旬は驚異的ですが、やはり岡田准一やブルース・リーと比較した場合、迫力に欠けます


パクリ疑惑

音楽でも映画でもパクリのない作品は無いと言われています。

ほとんどのミュージシャンや映画監督は何かの影響を受けたと公言しています。

ですから、これってどこかでみたなと感じても、おもしろければ全く問題は無いわけです。

クライシスで私が感じたのは、アメリカの人気ドラマ「ホワイトカラー」の影響です。

高級美術品泥棒だった主人公がFBIの捜査に協力するという約束で仮出獄し、保護観察役の刑事と協力して事件を解決していく作品でした。

私がクライシスを見て、ホワイトカラーからヒントを得たのではないかと感じたのは次の点です。


ワンボックスカーの捜査車両

一つ目が、このホワイトカラーで重要な役割を果たしていた捜査車両です。

一見すると一般のワンボックスカーですが中は捜査員の活動を支援できるように改造されていました。

クライシスでも同様のワンボックスカーが登場します。

その中で話し合ったりするシーンは、ホワイトカラーを彷彿させます。


コンピューター

二つ目がハーバード大学出身の黒人刑事です。彼はコンピューターのエキスパートでした。

データベースを自由に操って捜査のスピードを上げていく様子は本当にクールでした。

クライシスでは、その役を新木優子(あらき ゆうこ)が演じています

頭の良い人物というイメージを上手く出しています。


女性の活躍

三つ目は魅力的な女性捜査官です。

ホワイトカラーの女性捜査官は射撃がうまくてアクションも美しく、細マッチョのスタイルが素敵な黒人でした。

レズビアンという設定も、多様性を重視する姿勢が見られて好感度をあげていました。

クライシスでは、新木優子が女性捜査官役をこなしています

カリ・シラットもこなす彼女の存在はドラマに幅を持たせていますし、男性が中心となって活躍してきた警察ドラマに新しい風を吹き込んでいます。


山場での定番シーン

四つ目は、ドラマが解決に向かう山場シーンです。

ホワイトカラーでは、たいてい主人公がアップになり思考モードになります。

そして何かがひらめきスピーディに展開していきます。

これは名探偵コナンでもよくある展開です。

クライシスの1話では、小栗旬が

「なぜ、(爆弾をセットされた国会議員の息子があらわれたのが)この場所なんだろう」

つぶやいて考え込みます

推理系のドラマでは定番といえるかも知れませんが、やはりホワイトカラーの影響を感じました。


主人公のキャラクター

五つ目はイケメンで女性にモテモテという主人公の設定です。

ただやはり、ホワイトカラーの主役であるマット・ボマーの超セクシーな残像がある状態で小栗旬をみると「普通の人」に見えてしまいます。

日本の俳優で太刀打ちできるとしたら、・・・・やはり小栗旬ですね


爆発物処理

六つ目は爆弾処理です。ホワイトカラーや名探偵コナンでは重要なシーンになっています。

この処理の専門家を登場させた金城一紀のアイデアには脱帽です。

そして野間口徹の感情を殺した演技はかなり良いです。

以上6点で、ホワイトカラーをヒントにした可能性があると感じました。


スポンサーリンク


画面の軽さ

その他に残念な点があります。

一つ目は、画面の軽さです。

テレビドラマなのでこんなものなのでしょうが、北野武が撮る映画みたいな重くて迫力のある画面は無理なのでしょうか。

ホワイトカラーもそこまで画面に迫力はなかったのですが、細部へのこだわりがすごくあって「濃さ」を感じました

たとえば、主人公であるニールが暮らすアパートの部屋ですが、家具やインテリアが本当にすばらしくて、部屋のシーンにうっとりしました。

その部屋のベランダからとてもニューヨークらしい景色が見られるのも魅力的でした。

クライシスでは捜査車両のワゴン内部、カリ・シラットのトレーニングルーム、パスワードのセキュリティで守られた捜査オフィス内部など、インテリアが無機質なのでどうしてもチープな感じがしてしまいます。

そのあたりは、テレビドラマにかけられる日本とアメリカの予算の差なんでしょうか


焼きなおし感

二つ目は、脚本です。

金城一紀の信奉者である私にとって、最高傑作は「GO」と「映画編」です。

もちろん映画で無く小説です。

「GO」を見終わった時、「原作のおもしろさが出てない・・・」「でもこの柴咲コウってすごいな」と感じました。

今回の第1話を見て、「やはり天才でも才能には限りがあるんだ」と実感しました。

私が信奉するもうひとりの作家、村上龍も2005年の「半島を出よ」以来、10年以上傑作から遠ざかっています

「映画編」と「SP]が2007年。今回の脚本も傑作とは言えないな・・・。

でも期待して新作の小説を待ってます


リアリティ

三つ目は、エキストラの少なさと田舎っぽさです。

第1話で新幹線内のバトルがありましたが本当はもっとすごいパニックになるはずです。

子どもや女性が泣き叫ぶとか、ごつい男性がちょっと手伝うとかあった方がリアリティが出るはずです。

とにかく車両の中にいるはずの人数が画面にでません。

また、国会議員の息子が爆弾を巻きつけられて登場する広場は東京都内という設定ですが、野次馬の少なさも含めて全く都心の雰囲気がでていません

茨城県でロケをしたという情報もあります。

ホワイトカラーでは、いつもニューヨークが感じられました。

国際都市を首都に持つ日本です。なんとか東京のど真ん中感を出せないものでしょうか。


まとめ

長所と短所はどんな作品にもあります。

クライシスの1話を見た限りでは、長所が圧倒的に大きいと感じました。

しかしやはりアメリカのドラマにおける作りこみの細かさや韓国ドラマにおける感動の深さや音楽の良さと比較した時、日本のテレビ界が低予算と人材不足に苦しんでいると感じざるを得ません

今後はもっと海外の人材を使って多様化を進めないと、ガラパゴス化して進化が止まるのではないでしょうか。


あなたはこの記事にどんな感想をお持ちになりましたか?

ぜひ一言コメントを残していってください!!

共感していただけたら下のツイッターアイコンや

フェイスブックの「いいね」を押して拡散していただけると嬉しいです。


スポンサーリンク

  • 2017 05.03
  • ドラマのクライシスはSPに似てる?それともホワイトカラーのパクリ? はコメントを受け付けていません。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

コメントは利用できません。

カテゴリー