アイチ自動車で佐藤浩市が演じたトヨタ社長は誰?撮影場所はどこ?

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LEADERSⅡが2017年3月26日にTBS系地上波で放送されます。前作が2014年に放送されてから3年、主人公が死んだあとのアイチ自動車が描かれるのかと思いきや、もう一度同じ時代の角度を変えて描くというドラマです。今回は、このドラマについてまとめます。


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モデルは実在の人物たち

いうまでもなく、アイチ自動車のモデルになっているのはトヨタ自動車です。佐藤浩市さんが演じる主人公のアイチ自動車社長、愛知佐一郎は豊田喜一郎をモデルにしています。前作では愛知佐一郎が、様々な困難を乗り越えて国産自動車の生産を実現させたというストーリーでした。


途上国だった日本

1930年頃の日本は、工業が欧米に比べると50年は遅れているといわれていました。1870年ごろに江戸時代が終わった時に工業化をスタートしたのですから当然です。イギリスではその100年前から工業化が進んでいたのですから、日本は約60年で一気にその差を半分まで縮めたのです。


街はアメ車だらけ

日本の自動車産業は完全に遅れていました。アメリカのフォードは自動車の大量生産を20年前の1910年代にスタートしていました。ですから日本を走っていたのは、ゼネラルモータースなど外国車が90%以上でした。現代でいえば、中国やベトナムなどがそうですね。国産車はほとんど見かけず、日本車やドイツ車が走りまわっています。80年前の日本もそういう状況だったわけです。


まずパクリ

そんな中で、日本車を作ろうとした佐一郎ですが、まず技術がないので、アメリカの車を分解して研究しました。つまりパクリです。トヨタは当時、糸や布を作る会社でした。自動織機(じどうしょっき)という機械を使って大量生産していたのです。この自動織機は回転する機械なので、自動車に応用できる技術があったのです。


戦争

トヨタは国産自動車の生産に成功しますが、すぐに太平洋戦争がはじまり、軍用トラックの生産を命じられます。そして、乗用車と違って車体の重いトラックでは、プロペラシャフトの強度が足りずに折れてしまうという問題が発生します。リーダーズⅡの予告編を見ると、山崎努さんが、プロペラシャフトの開発に関わっています。


折れないシャフト

プロペラシャフトというのは、エンジンの回転を車輪に伝えるものです。バイクでは、自転車と同じようにチェーンでエンジンの回転を伝えるわけですが、自動車でチェーンは無理です。ですから簡単にいうと鉄の棒を回して、棒の先端についた歯車によって伝達していくのです。バイクでもドイツのBMWはこの方式です。


リコール

2002年には三菱自動車のトラックでシャフト強度が足りずに、走行中に折れる故障によって事故が起き、大規模なリコールに発展しています。80年前にも「折れないシャフト」を作る技術開発は、トヨタ自動車の難問だったようです。


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営業職に焦点

リーダーズⅡが前作と大きく異なるのが、自動車生産でなく、自動車販売の面を描いている点です。実は私も三菱自動車のディーラーで働いた経験があるので、トヨタのシェアが一位なのは営業の能力があるから、というのは業界の常識でした。当時はなぜトヨタの営業が優秀なのか、謎でしたが、やはり歴史と伝統があるのですね。特にリーダースⅡで「アイチ自動車販売株式会社」として描かれる、「トヨタ愛知自動車販売」が作った伝統は今も続いているのでしょう。


トヨタ車でなくアメリカ車

その会社もスタートはアメリカの自動車を売る会社だったとのこと。驚きます。そこに愛知佐一郎と偶然知り合った、販売会社の支配人である山崎亘(内野聖陽)がアメリカ車の販売を止めて、アイチ(トヨタ)の車を販売する決断をします。まったくブランド力も信頼もない国産車販売へ鞍替えした会社の前途を悲観して、社員一人を残して全員辞めてしまいます。その一人が日下部誠(東出昌大)です。


世界のトヨタ

この時、日下部も辞めていたら現在のトヨタは無いわけです。どれだけ良い車を作っても、それを売る販売店(ディーラー)の営業が優秀でなければ、お客様は高い買い物をしてくれません。前作が自動車の生産、今回が自動車の販売にスポットを当てたというのは、自動車業界を知っている人間からすると本当に頷ける展開です。


インタビューより

公式サイトからインタビューを拾ってみます。愛知佐一郎を演じた佐藤浩市さんは、「前作を見た人にも、新鮮さを感じてもらえるよう演じた」との事です。当然かぶる部分もあるわけですから、そこを「あ、ここは前作の焼き直し」と視聴者に思わせないようにしたということですね。特に前作は続編を匂わせずに完結していたので、佐藤さんも同じ時代のアナザーストーリーを作ると聞き、驚いたそうです。


海外での撮影

印象に残った事として、上海での撮影をあげています。戦前の名古屋を忠実に再現する大きなセットが国内では用意できず、中国の撮影所で撮ったそうです。日本の情景を撮影しているのにエキストラは日本人ではなく、現地の人たちだったのが新鮮だったそうです。


こびない

愛知佐一郎を演じることで「モノづくりは、何かに媚を売ったら、魅力を失うという点に気づかされた」という感想も深いですね。それは、ドラマや映画の事を言っているのでしょうが、ミュージシャンにしても、こういうブログのライターにしても、全てのクリエイターの心に響くセリフです。


まとめ

そして、「日本が世界にどう対応するのか、これから海外に対して何を発信していくのか、そういう(曲がり角の)時代に、今の日本に欠けているものは何なのか感じてほしい」と言っています。やはり本物の役者は視野が広いですね。日本経済の衰退が語られて久しいわけですが、プロの俳優として「日本人がんばれよ!」というメッセージを発したドラマだと言えます。父の三国連太郎同様、社会に影響を与える大物俳優ですね。


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  • 2017 03.26
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