教員採用試験合格の秘訣は?二次の模擬授業には必勝パターンがあるの?

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私は中学校教員歴が25年ほどあります。採用試験を受けたのは採用が一番少なかった時代です。本当によく合格したものだと今更ながら思います。

最近(2017年)の倍率を見ますと、教科にもよりますが、かなり広き門になっています。しかししっかりした事前の準備をしないと合格することは難しいでしょう。

近年の私は教職員組合の幹部でもありまして、その関係で臨時採用の先生方へ採用試験の対策を指導してきました。

そして私の指導を受けた方が、ほぼ合格することから「これは値打ちがあるのかも知れない」と考えるようになりました。

今回は、採用試験でも特に重要視されている模擬授業について、私の考える「コツ」をお伝えします。


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まず大枠

都道府県にもよりますが、時間は10分前後でしょう。その中で必ず入れるべきメニューは、「ねらいの提示」「導入」「展開」です。まずこの3つを3原色(赤・青・黄)くらいはっきりと違うイメージで右脳にインプットしましょう。

そしてまず一番に「本時のねらい」を板書します。次に、導入へ移ります。最後に展開へ移りその途中で終わるのがベストです。時間の配分は、3分、5分、2分です。厳密にそこで切る必要はありません。だいたいで結構です。15分あるのでしたら展開を7分に伸ばします。

何度か練習すれば、感覚で時間がつかめるはずです。もしもつかめなかったら、ストップウオッチ表示あるの腕時計を買って試験の時に机上へ置いておきましょう。ただし近づいて時計を覗き込むのはNGです。ちらっと見るようにしましょう。

 


あいさつの前に「つかむ」

その前に、まず教室へ入るところから演じます。とにかく、お芝居です。パフォーマーです。役者です。「自分は先生じゃなくて役者だ」と暗示をかけましょう。子どもがいないところで授業の「ふり」をするのですから、そう思わないと実力が発揮できません。

「始めてください」と言われたら、黒板のはしっこへ移動します。そこですこしアゴをあげて笑顔を作ります。そして面接官全員と目を合わせます。まるで出席をとるようなイメージです。「今日も全員出席ですね。」と笑顔で言ってから中央へ移動します。

しっかり息を吸って面接室の後ろの壁に声を当てます。決して面接官に向かって言ってはいけません。セリフは「では、あいさつしましょう。」「号令をお願いします。」です。笑顔はMUSTです。

ここで号令をかけてくれるような面接官はいないでしょうから、自分で「きをつけ」「れい」「お願いします」と言います。まるで、ワールドカップの初戦に勝ったサッカー日本代表のキャプテンにインタビューするかのようなテンションでいきましょう。


ねらいの提示その1

ここまでで約1分たっています。ここで欠席がいないか確認するのも良いですが、流れが悪くなるので、あいさつの前に「全員出席ですね」と言っている方が良いでしょう。

「では最初に、この授業の目標を書きます。」と言って、板書します。国語以外は生徒から見て左上に書き、国語は縦書きで右端に書きます。

教科書は2ページで1時間(45分または50分)という構成になっており、必ず「目標」とか「学習のめあて」などという欄に「本時のねらい」が書いてあります。奇をてらわずに、教科書に書いてある通りに板書しましょう。

まず、「学習の目標」と大きめに書きます。はねや止めも意識して奇麗な文字を書きましょう。小中高いずれの場合も幅10センチくらいの文字が適当です。あわてずにしっかり書きましょう。字が乱雑だと絶対受かりません。また、書き順が違ってもダメです。

 


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板書の注意点

その時に、「学習の」と3文字書いたら、一度ちらっと面接官全員の手元を見てください。「ちゃんと書いてるよね。」という目で見ることができれば最高です。疑いの目ではなく、信じる目です。

その後「目標」と書き、今度は面接官の手元と顔を見ます。そして一呼吸置き、「書けましたか。」と尋ねます。もちろん返事は無いでしょう。しかしそこは流して「では続きを書きますね。」と言います。

長時間、生徒に背中を向けるのはダメです。そういう先生の授業は絶対荒れます。できれば体を半分生徒の方へ向けて黒板と生徒を交互に見ながら書くのが良いです。しかしそれが難しいのならば、時々振り返って生徒に顔を見せる必要があります。

採用する側が一番避けたいのは、「授業が崩壊する人」です。だから模擬授業をさせるのです。授業が壊れる人に共通しているのは、「生徒を見つめる時間が少ない」ことです。左利きだと生徒を見ながら書くのは無理ですが、できるだけ体をひねりましょう。(私も左です)


ねらいの提示その2

ここまでで約2分たっています。続いて、ねらいを書きます。一気に書かず、途中で必ず一度面接官の手元を見ましょう。

例えば5年生の理科で「発芽」の学習でしたら、「インゲンマメの成長には何が必要だろう」というようなねらいを書きます。上にも書いた通り、教科書に書いてある通りで良いです。

中学校社会の「鎌倉幕府」でしたら、「鎌倉幕府はどうやって全国を支配したのだろう」という感じでしょう。私ならば「鎌倉幕府が全国を支配できた理由を説明できるようになろう」としますが、そんなのは採用試験レベルではありません。

ここまでで3分くらいたっています。それくらいのペースで練習しましょう。ここまでで面接官は○か△か×か、ある程度つけるはずです。それくらい最初の数分は大切です。ここまでに面接官の心をつかめたら100点中の50点はとれたと思って良いでしょう。

 


ここまでのまとめ

続いて5分間の導入に入りますが、長くなるので別の記事にします。

とにかく、ここまでの3分が本当に大切です。黒板かホワイトボードを使って、友人と一緒に時間を計りながら練習しましょう。自分に自信を持って、歯を見せる笑顔で、ことばをはっきりと発音して、明るく大きな声を出しましょう。

授業の内容が直前に発表される都道府県では、とにかく使用される教科書(のコピー)に書いてある「ねらい」を使いましょう。経験がある人に限って「ちょっとひねって」墓穴を掘ります。

それではまた、下の記事でお会いしましょう。ご健闘を祈ります。

模擬授業の合格マニュアルってないの?教員採用の二次試験では何が重要?

2017年10月1日追記

記事読者から合格の知らせをいただきました。参考になったとのお話でした。


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  • 2017 08.21
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