部活顧問にクレームをつけるモンスターペアレンツ対応マニュアルまとめ

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全国の部活顧問さん!お疲れ様です!

いいこともあれば、しんどいこともある顧問業務。

引退や卒業の時に、部員や保護者から感謝を伝えられたら疲れも吹き飛ぶってものですが、

逆に保護者のクレームがあると一気に疲れます。

サカつく感覚で、常に大会の上位に入る先生はともかく、なかなか勝てない上に部員や保護者がややこしい時、本当にいやになります

今回は、中学運動部正顧問歴30年の実体験をもとに、部活顧問が保護者と良い関係を作る秘訣をお伝えします。


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部活顧問はブラック?

やりたい人が勝手にやってるの?

最近、「働き方改革」とか「ノー残業デー」とか「プレミアムフライデー」なんて言葉たちが輝いていますね。
しかーし、部活顧問の世界からすると、山の上から下界を見ているような感覚です。(そんないいものじゃないか)

まず、「部活指導」は「勤務」ではなく、「やりたい人が勝手にやっている」ものだからです。
いやいや、やりたくないけどやっているよ!って言う人もいます。っていうか統計によれば「ムリしてやっている」人の方が多いです。

楽しくてしょうが無いっていう顧問も、ひょっとしたら家庭では誰かが犠牲になっている可能性もあります。

 

残業代は無いの?

とにかく、部活動に関わることは「勤務」ではないので、「残業」にはなりません。

まあ、公式試合は一応「出張」ですから、「代休」はあります。

しかし部活顧問に代休などとれるはずもなく、書類上の処理になります。

そんな現状をいろいろな人が訴えた結果、「ノー部活デー」が登場したわけですが、「私立校にはそぐわない」などの意見が出たりして、結局うやむやになりそうな感じです。

全員が顧問やってるの?
そしてもう一つの問題は、このブラックな世界にいる先生は「一部」ということです。

半分以上の先生は、実質大きな負担の無い「副顧問」とか、大会の無い文化部の顧問になっています。

だから大会のある部活の正顧問は、「なんとなく不公平な感じ」を持つときもあります。

でも、そんな感覚を全員が持っていたら中学高校の現場は成立しません。

生徒と一緒にがんばるか!勤務時間とか労働者の権利とか言ってたら学校は回らないし、

一緒に思い出を作るのも大切だし、と顧問を引き受けるわけです。

「超過勤務」という単語は脳から消しましょう

 

そんな「善意」によって成立している部活動ですが、はっきり言って「大きな負担」です。

だから、「不公平」とか「超勤」とか「代休」とかいう単語を脳からデリートしておかないと病みます。


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私の体験したクレーム全集

 

そんな正顧問業務は時間的負担も大きいのですが、精神的負担もあります。

その一つが「保護者対応」です。

ではここで、私が受けたクレームをまとめておきましょう。

 

「うちの子を辞めさせたいんですか!」

 

顧問をやっていたらほぼ毎年悩むのが、「無断欠席」です。

数ヶ月すると、「体調が悪い」とかいって休む部員が出てきます。

そのうちいわゆる「幽霊部員」になる場合もあります。

しかし顧問としては、放置するわけにいかないので「指導」します。

休む理由を聞いたあとに、「きちんと出席するように」なんてお説教をするわけです。

しかし、いったん気持ちが落ちた生徒が上がってくることはまれです。

そうするとその「指導」がエンドレスで続くのです。

私の勤務校は「全員部活に入る義務」なんてありませんし、

私の地域では部活で内申点がアップなんてありませんから、

「イヤイヤ活動するんだったら辞めたらどうなの?」なんて思うわけです。

しかし「辞めろ」は禁句なんですね。

未熟者の私は時々その禁句を吐いてしまってクレームを食らうのです。

もちろん私もストレートに「辞めろ」なんて言いませんが、

「この調子で続けるかどうか、家の人と相談しなさい」みたいな感じでも

「うちの子を辞めさせたいんですか!」なんて反撃されるのです。

まあ、事前に保護者へ連絡して「こんな話をします」って、

布石を打っておけばいいのですが、

それをはしょるとそういうクレームを受けることになるってわけです。

やはり、

「欠席が多くて顧問の私も悩んでいるのですが、

おうちでは何か部活動に原因があるようなことを言っていますか?」

みたいな形で連絡を事前に入れておくのがいいんでしょうね。

 

 

「指導できる人はいないのですか?」

おそらく半分くらいの顧問は、その競技に対して「専門外」です。

たとえば私は野球とテニスの部活経験がありますが、
剣道部を持っています。

最近は「元サッカー部」っていう新任さんが多いので、
サッカーしかしたこと無いっていう若者が
「ソフトボール」とか「ソフトテニス」とか「陸上」の顧問になっていくケースも多いのです。

そして自腹で「うまくなるソフトボール」みたいな本や、指導用DVDを買って勉強するわけです。

もちろん、ラケットやシューズも自腹です。

私の場合、剣道なので、自腹の額は半端ないです。

一番安い防具と竹刀、防具カバンを合わせて7万円しました。

もちろん絶対に買わないといけないわけではありません。

しかし、保護者から

「先生は見てるだけなんですね」

「指導者はいないのですか」

なんてクレームがあったので、買ったのです。

「いや私は剣道経験が無いので」といって交わす方法もあります。

しかし、「一丁やってみるか!」なんて思って買うわけです。

 

 

「意地悪されています」

そして、毎年あるのが、
「うちの子が変なあだなをつけられて家で泣いています」とか

「キャプテンをしているのですが、いちいち文句を言う子が悩んでいます」とか

クレームっていうわけじゃないのですが、まあ暗に

「こんな問題に気づいていないんですか?」

「早く解決してください」
っていうクレームとも言えます。

これは、事情聴取を丁寧におこなって加害者と被害者をはっきりさせ、
保護者への説明や本人同士の謝罪などをする必要があります。

きちんとやらないと
「犯人あつかいされた」とか
「対応がおかしい」などという大きなクレームに発展するのです。

 

 

「予定の変更を聞かされていない」

翌月の部活予定表を印刷して配布しているのですが、
週末の予定を変更することがごくたまにあります。

さっきの話、部活動を良く休む子にその連絡をきっちりするのってむずかしいときがあります。

そうすると「うちの子だけ聞かされていない」みたいなクレームをうけることがあります。

そのクレームを受けてからしばらくは私もちょっとむかついて、
予定表を出さずに、「すべて口頭」「かならず出席」「欠席したら自分で出席した部員に確認」ってやってました。

まあしょうもない意地をはっていたってわけです。

今は、毎月の予定表は配っていて「変更の可能性があるので、学校の部活ボードを毎日みること」っていうルールにしています。

 

「練習時間が短い」

私は短い時間で集中して練習するタイプで、夏は下校時間(日没)までやるようなことはありません。

6時間の授業を受けたあと、2時間も練習するってどうよ?っていう考えです。

プラス朝練習をやっている部活動もあります。

朝練習をするならさらに、放課後練習は短くて良いと思っていてそうしています。

そんな私ですから、「他の部活よりも練習時間が短い」ってクレームを受けたことがあります。

「他の部活よりも、練習をよく見てますし、中身濃いですよ」

っていっても全然通じません。

たぶん「もっと長時間学校にいてほしい」んですよね。

「預かり保育」みたいな感じかなって思います。

こういうクレームには、「わかりました。すみません。」って言うしかないですね。

練習内容よりも練習時間が重要っていう人との接点を見つけるのは困難なので。


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モンスターペアレンツの正体

 

根はいい人?

 

根っから理不尽な要求をする人ってほぼいないです。

やはり、こちらに原因があることがほとんどです。

教員って部活業務以外に仕事も多いです。

特に、文化祭の実行委員長になったり、修学旅行の担当になったりすると直前の1ヶ月は忙殺されます。

そんな時なんですよ、クレーム入るのは。

だから、やっぱり顧問に余裕が無くって、連絡ミスがあったり事前連絡とかがおろそかだったりするんだと思います。

でも、優先順位からすると当然部活は後回しになるわけで・・・。

まあ「すみませんでした」「もうしわけありません」で乗り切るしかないですね。

 

謝罪の大切さ

 

下手に自己主張したって相手は基本的に不信感の塊ですから理解してもらえるはずないです。

それと・・・・

クレームつける人って家庭になにか背負っていることも多いんじゃないかって思います。

夫婦の不仲とか、シングルマザーとか、経済的に苦しいとか・・・・

だから謝罪するって大事かなって思います。

謝っても減るもんって無いし。


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保護者対応マニュアル(顧問編)

 

対応マニュアルをまとめると、
・生徒にお説教するときは事前に保護者と相談しておく。(欠席が多く、どうしたら良いか困っているのですが、みたいな)
・とにかく謝る。しかも心から。

もうこの二つに尽きます!

そして

・なんで自分だけこんな目にあうねん!って思わずに、「いいときもあればわるいときもある」って思うこと。(部活顧問は絶対この心が必要)
・腹が立ったら、我が子の写真をみるとかして和む。

こんなことも大切です。


 

まとめ

 

こんな顧問業務ですが、管理職から「ごくろうさん」といわれるわけでもなく、(別に言ってほしくもないですが)。
妻からは「なんであんたみたいなベテランが顧問をひきうけなあかんの!」とクレームをつけられ、(このクレームには謝罪は無効)本当にやり損ってかんじですが、ほとんどの保護者は「顧問に感謝してくれている」って思い込みましょう!たぶんそうなので!

それに、たぶん

「中学校と高校の先生が顧問を拒否したら、日本の学校教育は崩壊します」

善意に支えられるそんなシステムっておかしいと思いますけど、2018年現在はそうなので、ブラックとか、働き方とか深く考えずにいたほうが楽です。

でも、一回実験してみてほしいですね。「今年の日本は学校の部活動をやめてみます」みたいな。

案外おもしろい効果があるかも知れません。

いや、やっぱり荒れるかな?学校が。


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  • 2018 05.11
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