蘇炳添のシューズメーカーと身長は?アジア人で9秒台は何人いるの?

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スペイン・マドリードで2018年6月22日に行われた陸上の国際大会で、中国の蘇炳添(スー・ビンチャン)(29)が9秒91(追い風0・2メートル)を出し、フェミ・オグノデ(カタール)が持つアジア記録に並びました。

 

19日に身長185センチの大型スプリンター・謝震業(シェ・チェンエ)が9秒97を出し、桐生の9秒98を抜いていましたが、3日でさらにそれを上回りました。

 

蘇炳添(スー・ビンチャン)の速さはどこに秘訣があるのでしょう?

 

そしてアジア人で9秒台は何人いるのでしょう?

 

今回はちょっと陸上をかじったことのある私が、100メートル走についてまとめます。


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スー・ビンチャンのスパイクは?

 

ナイキです。

 

 

この動画を見れば、ナイキが蘇炳添(スー・ビンチャン)を使って、アジアでのシェアを上げようとしているのがわかります。

 

中国という巨大市場。

 

生活に余裕のある人がどんどん増えている国。

 

余裕が出てくると、スポーツにお金が流れます。

 

そんな中国での広告塔として、蘇炳添(スー・ビンチャン)は最高でしょう。


 

スー・ビンチャンのプロフィール

 

2015年5月30日の大会、100mで9秒99(+1.5)の中国記録を樹立し、10秒の壁を突破した史上3人目のアジア人となりました。

 

なお、アジア人初の9秒台を記録したサミュエル・フランシス及び、2人目のフェミ・オグノデは共にアフリカのナイジェリア出身で国籍を変更したカタール人のため、蘇炳添は10秒の壁を突破した初のアジア出身選手および黄色人種選手です。

 

2017年8月のロンドン世界陸上100mでは2大会連続のファイナリストとなりました。

 

決勝ではスタートで出遅れたこともあり、10秒27(-0.8)と3ラウンドの中で一番悪いタイムをマークして8位に終わりましたが(予選10秒03/-0.2、準決勝10秒10/-0.2)、前回大会では成し遂げられなかったアジア勢初の入賞を果たしました。

 

というわけで、世界の陸上ファンにとっては、桐生よりも名が知られているのが蘇炳添(スー・ビンチャン)なのです。

 

その後、2017年に桐生が9秒98を出したので、蘇炳添(スー・ビンチャン)の9秒99を抜き、アフリカ出身でないアジア人としては桐生祥秀が最速となりました。

 

しかし、2018年6月に謝震業(シェ・チェンエ)が9秒97を出して、桐生を抜きました。

 

そしてその3日後、9秒91という驚異的タイムを出したのが蘇炳添(スー・ビンチャン)なのです。


 

アジア人の9秒台スプリンターは誰?

 

① 9秒91 フェミセウン・オグノデ

① 9秒91 蘇炳添

③ 9秒97 謝震業

④ 9秒98 桐生祥秀

⑤ 9秒99 サミュエル・フランシス

 

そしてフェミセウン・オグノデとサミュエル・フランシスはアフリカ系カタール人です。

 

つまり黄色人種の9秒台スプリンターは3人しかいないのです。

 

中国の二人と桐生祥秀がいかにすごい選手か、わかりますね。

 


 

日本人スプリンターの記録は?

 

桐生祥秀以外の日本人は、以下のタイムを持っています。

 

10.00伊東浩司 日本

10.00山縣亮太 日本

10.02朝原宣治 日本

10.03末續慎吾 日本

10.07江里口匡史 日本

10.07多田修平 日本


 

スー・ビンチャンの身長は?

 

蘇炳添(スー・ビンチャン)は身長172センチです。

 

中国人選手は高身長な場合が多く、「日本人よりも民族的に体のスペックが上だよな」と思う人も多いでしょう。

 

しかし桐生祥秀が175センチであるなど、スペック上は蘇炳添(スー・ビンチャン)が上というわけではありません。

 

ちなみに伊東浩司は180センチ。

 

山縣亮太は177センチ。

 

朝原宣治は179センチ。

 

とうわけで、今回の9秒91は日本人選手にも良い刺激を与えてくれるでしょう。


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スー・ビンチャンの特徴は?

 

とにかくトップスピードに入るまでのパワーが一級品です。

 

背は日本人と変わりません、というかむしろ小さめです。

 

でも大腿筋や大臀筋、つまり太ももとお尻がすごい「デカイ」です。

 

ゴール後の横からのアップ映像をみるとお尻のシルエットはアフリカ系選手並みです。

 

また、常に世界を転戦しているところも日本人選手と違うところです。

 

身長が低くて体重が軽いと、はっきり言ってスタートは有利です。

 

加速に関しては車もそうですが、パワーウエイトレシオ(重量÷パワー)が小さい方が有利です。

 

さらに身長が低いと空気抵抗も少なくなります。

 

しかし、100メートルの勝負は60メートル以降です。

 

そこからは、ある程度身長がある選手の方が有利なのです。

 

なぜなら、60メートル以降は「いかに失速しないで走るか」が大切だからです。

 


 

100メートルは「失速との戦い」

 

陸上をかじった人なら常識ですが、「全力疾走」は6秒しかできません。

 

ですから、ほとんどの100メートル選手は、スタート後10メートルくらいからフルスロットルに持っていき、60メートルから65メートルくらいのところで最高速にします。

 

これを1歩目からフルスロットルにすると、60メートル行く前に失速が始まってしまいます。

 

のこり40メートル以上を失速しながら走れば、良いタイムなど出るわけがありません。

 

この6秒をどこに持っていくかは、選手それぞれです。

 

関学の多田選手なんかは、早めに使いきるタイプです。

 

そして、大切なのは失速が始まってからの走り方です。

 

多田選手が調子の良い時は、早めに始まる失速をうまくマネージメントできています。

 

これを「中間走」というのですが、ポイントは「加速しようとしない」ことです。

 

絶対に加速は不可能なのです。

 

しかしそんな知識のない野球部やサッカー部の人は、学校の運動会などで、そこから加速しようとがんばります。

 

もともと俊足なので、がんばってしまうのです。 

 

そして、ゴール後に倒れるといったことも起きるのです。

 


中間走の走り方

 

失速が始まったら、とにかくリラックスが大切です。

 

がんばったらダメです。

 

歯を食いしばって走る姿は感動的ですが、全く逆効果です。

 

車で言えば、下り坂をニュートラルで走るような感覚です。

 

ここはやはり足の長い人の方が若干有利です。

 

しかし、あまりにも身長の高い人は、骨の重量も大きいですし、空気抵抗もあります。

 

ですから、2000年くらいまでは、180センチくらいが理想とされてきました。

 

この常識を破ったのは、ウサイン・ボルトです。

 

195センチであの中間走ができるのは「驚異」です。


 

まとめ

 

172センチの蘇炳添(スー・ビンチャン)が9秒91で走るというのは、本当にものすごい値打ちがあります。

 

しかも今回、ほとんど無風でした。

 

動画を見ると、中間走での失速がほんとうにわずかです。

 

 

最後まで、最高速をできるだけ維持しながら足を回せています。

 

あの走りができるなら、日本人選手も蘇炳添(スー・ビンチャン)に迫る事ができるでしょう。

 

しかし、現在は「世界が違う」と言わざるを得ません。

 

日本人としては悔しいですが「中国の陸上に脱帽」です。

 

今後は、トレーニング方法などを中国から学ぶ姿勢が大切でしょう。


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  • 2018 06.24
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