石原真理子は懲役の実刑?少額窃盗の万引きに刑務所行きの可能性はあるのか?

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有名芸能人が万引きということで世間の関心を引いた石原真理子。しかも盗んだ場所がスーパー、盗んだものがペットボトルのお茶とお弁当ということ「たったそれだけ?」と余計にインパクトを与えました。

そんな時に裁判の傍聴&司法についての学習をしませんか。という案内を発見したので裁判所に申し込んだら見事当選しました。

今回はそのレポートです。


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動機

私が裁判所に潜り込もうと思ったのは、このブログでもかなり書いてきた「冤罪」について何かヒントがないか探りたかったからです。つまり、「本当に司法って血が通っているのか」という疑問があったのです。

司法試験に通った秀才たちが事務的に人を罰しているのではないかという疑いの目(偏見)を持っていたので、実際に見てみようと思ったのです。

参考→大崎事件ってどこでいつ起きたの?なぜ無実のおばあちゃんが懲役10年?

ちなみに傍聴は自由です。いつでも近くの裁判所へ行けば裁判の様子を見ることができます。被告人(逮捕されて罪を疑われている人)の顔もバッチリ拝めます。

もちろん無料です。私自身、実は今回が3回目の裁判傍聴でした。過去2回は、かなり機械的な裁判で「冷たい」感じでした。今回は、裁判傍聴プラス検事さんや弁護士さん、判事(裁判官)さんともお話できると書いてあったので申し込んだのです。


裁判開始

午前10時開始ということで、数分前に法廷にはいりました。被告人の人権に配慮しないといけませんから写真はとれません。これは当然ですね。冤罪の可能性もあるわけですから。

10時になり、裁判官の「今から始めます」の声でスタート。裁判官は一人、検察官(検事)が一人、弁護士が一人、被告人が一人、書記が一人、全部で5人でした。

朝、裁判所に入った時、今日の裁判予定が掲示してあり、そこには「窃盗」と書いてありました。「この人が窃盗の容疑者(被告人)なのか」と眺めました。どう見てもその辺にいるサラリーマンです。

白いワイシャツ、地味で少し古いデザインのスラックス、ふちの太いメガネ、すこし薄くなった頭髪。やや猫背で170センチくらいの中肉中背。一番良くあるタイプのおっちゃんでした。


本人確認

手錠もありませんでしたから、自宅からきたのでしょう。逮捕後に逃亡の恐れがある、または証拠隠滅のおそれがある場合に「拘置所」または「留置所」に「勾留」するようです。その場合は手錠と腰縄で裁判所へやってきます。

今回の被告人であるおっちゃんは、窃盗ということですから逮捕されて留置所には入ったのでしょう。しかし取り調べが済んで身元引受人があり、釈放されたものと考えられます。

裁判官は若くて可愛いかんじの男性でした。それでも法廷の一番高いところに座って黒い法服をきているのでピリッと「仕切っている感」がありました。

その彼が、「被告人、前へ出てください。」「名前を言ってください。」「生年月日を・・」「住所を・・」「本籍を・・・」と確認を始めました。


起訴状朗読

おっちゃんは、さらに猫背になって消えそうな声でぼそぼそと答えました。傍聴者にも聞こえるように性能の良さそうなマイクがついていましたが、マイクが違う方向を向いているので声を拾いませんでした。

おっちゃんは裁判官の方を向いているので、余計に聞こえません。あまりにぼそぼそ言うので裁判官も聞こえにくそうにしていましたが、とりあえず確認は終了。続いて検察官に「起訴状を朗読してください。」と指示しました。

検察官も若い人でした。頭は丸刈りで鋭い目つき、左利きなのが賢そうに見えました。はきはきとした声で表情もあり、お芝居を見ているようでした。

起訴内容は「量販店で炭酸飲料などを万引きした」とのことで驚きました。「え!そんなくらいで裁判するの?」 そして、「万引きって若気の至りで10代のもんじゃないの?あんな40代のおっちゃんがするの?」と最初から相当なインパクトです。

しかし石原真理子の件があったので、「万引き」の裁判とは・・・こんな偶然あり?と喜びました。


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黙秘権の告知

事実が簡単に述べられた後、「刑法235条に違反した窃盗罪です。」と読み上げられました。続いて裁判官から「あなたには黙秘権があります。黙秘したからといって不利になることはありません。」という説明がありました。

とても丁寧な言い方で好感が持てました。「こういう裁判からは冤罪って出ないだろうな。」なんて感じました。次は「意見陳述」です。「被告人、今の内容に間違いありませんか。」と尋ねます。おっちゃんは「はい、間違いありません。」と誠実に答えました。

さらに、裁判官は弁護人にも間違いないか確認しました。弁護人も間違いないと答えました。


冒頭陳述

続いて「検察の冒頭陳述」です。検察官が、罪の内容を細かく説明していきます。犯行時間、犯行場所、店のどこで何をカバンに入れたか、どこで見つかったか、などを国語の先生みたいによく通る声で朗読しました。

傍聴者は全員、事件の概要を理解できました。つづいて被告人のおっちゃんは真ん中で立たされたまま、傍聴席から見て右側にいる弁護士がおっちゃんに質問します。今度は「弁護人の冒頭陳述」です。

「あなたは何を万引きしましたか」「なぜそのお店にいったのですか」「なんのためにその品物を盗んだのですか」「お金に困っていたのですか」などたくさんの質問を浴びせました。

弁護士さんも若くスマートで清潔感あふれる男性でした。被告人以外はマイクなしでもよく聞こえる話し方でした。裁判というのはこうやって進行するのだというドラマを見ているようでした。


弁護内容

弁護士の質問は、あらかじめ被告人のおっちゃんと打ち合わせしてあったようで、すらすらと答えて行きました。弁護士がそこで明らかにしたのは次の点です。

・おっちゃんは公共工事(水道管)の現場監督だった。

・孫請けの会社の作業員や職人に差し入れをしようとした。

・孫請けのチーフは作業員と仲が悪かった。

・毎日、お菓子とジュースを休憩時間に差し入れしていた。

・しかし工期がどんどん伸びて自腹を切るのがしんどくなった。

・婚約(再婚)していたので結婚費用を貯金していた。

・その貯金を切り崩して差し入れを買うようになっていた。

・そんな状況の中で安くあげようと考えて万引きしてしまった。

・バームクーヘンとルマンド、コカコーラ約640円分をカバンにいれた。

・水だけレジを通した。

・駐車場で見張りのおばちゃんに声をかけられて万引きを認めた。

・被害総額は逮捕後に会社の上司が支払った。

・釈放後に弁護士を通して示談して成立した。

・店長へ謝罪し、謝罪文も渡した。

・店長から暖かい言葉をかけてもらった。

・店長はおっちゃんを罰してほしいと思っていない。

・逮捕されたことで婚約は破棄された。

・職場へは退職願いを出したが慰留されている。

非常にテンポよく、わかりやすい弁護でした。これで懲役はちょっと重いな・・・。と思わせる良い弁護でした。


まとめ

実は以前に裁判員制度を否定する記事をかいたのですが、今回の傍聴で180度肯定に変化しました。裁判員制度のおかげで、傍聴者にもわかりやすくしかもスピーディな裁判に変化していたのです。

参考→裁判員に選ばれたら殺人写真の確認や死刑宣告もある?拒否はできる?

さて、裁判はこのあとどう進行するのでしょう。後半は後日アップしますね。


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  • 2017 08.01
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