異物混入と冷たさで大量の食べ残し?大磯町の給食って民間業者が作っているの?

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2017年の9月に神奈川県の大磯町が公立中学校で行っている給食で大きな話題を集めています。それは相次ぐ「異物混入問題」です。髪の毛やビニール片など何十回も発見されているという異常事態です。

さらにもうひとつは「異常な食べ残し量」です。一般的な給食よりもはるかにそれが多い理由は「冷たい」「味が薄い」からとのことです。大磯町では急きょ暖かい汁物を追加したりして対応しているようですが悪評は改まりません。

9月に入って「弁当の持参可」としたところ半数以上が弁当を持ってきたという現状からして大磯町の給食は多数決で「否決」されたと言って良いでしょう。「何でもおいしい」時期の中学生が給食を拒否するとは、大磯町で一体何が起きているのでしょう。

今回はこの給食問題についてまとめます。


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給食の歴史

まず、学校給食は法律によって縛られています。「学校給食法」です。それによると、アレルギー以外の理由で弁当など自分の食事を持ってきて食べることを禁止しています。まず不思議なのは今回の弁当可という対応です。法律違反ではないでしょうか。

ここで少し給食の歴史をさかのぼってみましょう。日本の給食は明治期に山形県の私立学校で始まったとされています。その後全国に広がっていったようです。しかし現在のように全国津々浦々まで行われるようになったのは敗戦後です。

当時はほとんどの国民が非常に貧しく、子どもに十分な栄養を取らせることが難しい家庭も多くありました。アメリカでは逆に食料生産が多すぎて「食べきれない」状態でした。そんな日本に目をつけたのです。

 


貧しかった日本

特にアメリカで余っていたのは小麦、そしてバターを作ったあとのカスでした。小麦は戦争で荒廃したヨーロッパへの輸出を見込んで大量に生産していたのですが意外と早く復興してしまったので大量に余ったのです。

そしてバターはアメリカ人の主食といってもいいくらいの食材です。パンやケーキを作る時も大量に必要ですし、あらゆるシーンで使われます。そのバターを生産すると脂肪分のない粉ができます。それが脱脂粉乳です。

これを捨てるのではなくユニセフなどを通じて日本へ寄付したのです。それは日本の子どもたちにとって貴重なたんぱく源になりました。1960年くらいまでの学校給食は「牛乳」でなくてこの脱脂粉乳だったのです。


冷たいミルクとライス

それが今は牛乳に変わったわけですが、これも大磯町の給食をまずくしている原因かもしれません。牛乳はライスとの相性が抜群に悪いのです。大人ならその食べ合わせはまず無いでしょう。

しかも大磯町の弁当は食中毒防止のために、きちんと冷やしてあったのです。冷たいライスと冷たい牛乳・・・・ちょっとお腹を壊しそうです。午後のトイレは授業の途中でもよおす生徒で満員になりそうです。

でも牛乳を出すことになっているのです。学校給食法で決まっているのです。米またはパン、おかず、牛乳のセットが「給食」である、と。私は酪農業界と結びついていた国会議員が無理に法律の中へ押し込んだのではないかと疑っています。

 


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パンから米へ

そしてアメリカの余った小麦は有料で日本へ輸出されました。そして給食のパンになったのです。米中心の食事だった日本にパンが普及していったのはこの時期に給食でパンを食べた年代が多いせいだと言われています。

皮肉なもので、そのせいで今は国産のコメが余りまくっています。輸出して競争できる価格でもないために古米の消費は全国の学校給食にかなりの量がまわされています。現在の中学校給食で供されるライスの量はかなりのものです。

しかし大磯町のライスはそんなに多くなさそうです。なぜならいわゆるお弁当(仕出し)形式だからです。実は給食には3種類あります。「自校方式」「センター方式」そして「仕出し弁当方式」です。


自校方式は最高

圧倒的に美味しいのが「自校方式」です。自分の学校にキッチンがあるのです。栄養士さんも調理師さんも学校のスタッフです。子どもたちとも人間的な触れ合いがあります。運搬の手間がいらないので「作りたて」です。

センター方式は自治体が国の補助を受けて給食センターを作り、そこで何百、何千という給食を作ってトラックで運ぶ方式です。自校方式には劣りますが一応暖かいご飯とおかず、お汁がきちんとした食器で食べられます。

仕出しの場合、最初の3日くらいは何となく食べますが、すぐに飽きます。1食300円程度の仕出しですから、いってみればコンビニ弁当のクオリティが低い感じです。冷たい魚や揚げ物、固い肉、固いライス。そして何より「愛」が感じられません。


まとめ

大磯町では小学校で自校方式の給食を行っているそうです。愛情の感じられる作りたての給食から、20キロも離れたところの民間業者が作る冷たい弁当へ変わり、異物が無いか注意せねばならず・・・・そりゃ残しますよね。

しかしどの自治体も税収不足で自校方式どころか給食センターを立てる財力がないのです。かといって市債を発行してやろうにも高齢者対策が優先されるという困った現状のところが多いのです。子どものために税金が使われる国になってほしいものですね。


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  • 2017 09.21
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