教員の長時間労働を文科省はどうするの?保護者は何時でも電話してくる?

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国際的な調査によると日本の教職員は、世界で一番長い時間働いているとのことです。

そんなの俺も長時間働いているよ!という声が聞こえてきそうですね。

日本全体がブラック企業化している昨今、これは教職員だけの問題ではありません。

しかし、だからといってこの現状を改善しなくても良いのでしょうか。

今回は、現職で運動部の主顧問を持つ中学校教員の私が現状をまとめてみます。


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子どもの見本

日本は労働生産性(コスパ)(生産高を労働時間で割ったもの)が先進国中かなり下位に沈んでいますね。この原因は、「基本給が安いから残業代で稼ごうとしている」からです。

私の知人は上司でなく妻から「残業命令」を受けています。そうして日本企業は競争力を失っていくのですね。早く帰宅するために工夫して仕事をする国と、だらだら会社に残って残業代とエアコンや照明などの電気代を食う国では同じ価格の商品でクオリティに差が出るのは当然でしょう。

教職員は50年くらい前に、日教組が「残業代を出せ」と要求したようです。なぜなら公務員で唯一残業代の出ない職場だったからです。その要求の結果、当時の平均残業時間とされた一ヶ月8時間を出すということで国と合意したようです。ですから現在も8時間分の超勤は常に上乗せされています。

 

しかし、教員の仕事量が急増した時代にもこれは見直されずに今に至ります。結局、勤務時間という概念が消失した状態で、ずるずると早朝や夜の勤務が増えてきているわけです。

こどもにとって最初のロールモデルである学校の先生がそんな生活をしていたら、社会は影響を受けますよね。「サービス残業をしている姿は神々しい」となりますよ。「早く帰宅して子どもに夕食を用意するウチの担任かっこいいわーイケメンだし」となればまた日本社会も変わるのではないでしょうか。

まあそんな理想はすぐには実現しそうもありませんので、学校の先生の仕事をのぞいてみましょう。


 

保護者のクレーム対応

巷ではモンスターペアレンツといわれていますね。まあモンスターレベルは少数としても、教員の子どもに対する発言に納得できない保護者が、自分の考えを主張するという場面は増えています。

「先生の指導は納得できません。」というやつですね。教員はその対応に時間と精神力を奪われます。

例えば「やる気が無いなら帰れ」と言った部活動の顧問に対して、「やる気を出させるのが教師の仕事ではないか」といった抗議の電話をするとかそういうことです。責任を学校に押し付ける保護者ほど、子どもは不調であるといえますけどね。

まあ、いわれることはごもっともです。でも本当にやる気のない部員がいると言いたくなるんですよね。「美術部へ行け」とかね。(私も美術部でしたから、美術部を見くだしているのではありません)


 

不服従(業界用語)

静かにしなさいといっても私語を続ける。

座りなさいといっても立ち歩く。

髪の毛を染めたらだめといっても染める。

ノートをとりなさいといってもとらない。など

保護者に相談しても、それは先生の仕事と言われたりします。

まあ、ごもっともです。

50年前は、体罰で押さえつけていたので指導時間は一瞬。だから残業は少なかったのですね。


いじめ対応

ものが隠された。

ものが無くなった。

悪口を言われた。

仲間外れにされた。

ラインのグループからはずされた。

SNSに悪口を書かれた。などなど

即保護者と管理職に報告。即対応です。放課後は何時間も事情聴取となります。

まあ、当然です。放置して、生徒が学校へ来れなくなったら担任や顧問の責任ですし。

事情聴取が終わった後に次の日の授業を準備する時の何とも言えない気持ちは表現できませんね。「この時間から明日の準備か・・・」「いやその前に家庭訪問して謝罪しておかないとな・・・監督が不十分ですみませんって」

 


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連絡帳のチェック

毎朝回収し、きちんと書いているかチェックします。「よかったな」とかコメント書いていると結構時間をとります。しかし、「みました」ってハンコだけだとやっぱり良くない気がするのです。

昼休憩までには返します。忘れ物を減らすためにはとても重要です。

しかし当然、授業の準備は後回しになります。


部活動顧問業務

練習試合の調整で電話をしたりメールをしたりします。まあ練習試合はなくてもいいんですが

毎日練習ばかりでは子どもも飽きますしモチベーションの維持が難しいですね。

さらに朝練習や土日練習ですね。保護者から熱心に指導してほしい(もっと学校にいさせてほしい)との希望もあります。やりすぎると、もう少し休ませてほしいという苦情もでます。しかし圧倒的に「もっと熱心に」グループの方が多数です。

休日の大会引率・運営もありますね。これを書いている今も「あしたは朝六時半集合だー。早く寝ないとなー」と考えています。

けがをした時には顧問が裁判対象です。部活動は「勤務時間外に勝手にやっている活動」なので顧問が訴えられます。私は教職員共済の「総合共済」で裁判費用の心配はありませんが。

予定表作成業務も必須です。配布していないと保護者からクレームがあります。

一度、急な予定変更をしたら「予定表と違う」ってクレームがあったので、しばらく意地はって予定表を出さないこともありました。大人げないですね。まあ出したら出した、出さないと出さないでクレームです。

 

参考→教員の長時間労働は部活動指導のせい?日当はいくらで代休はあるの?


まとめ

あーまだ半分も書いていませんね。

続きは別の記事にします。

全国のセンセイ、ファイトー!

誰も褒めてくれませんけど、日本社会を支えている太い柱が公立中学校であることを否定する人はいないでしょう。

でもそろそろ限界では?

続き→教師の長時間労働の中身は何?世間話や会議が長くて過労死寸前?

その続き→教員の多忙化は解消不可能?文科省よりも民間企業を見習うべき?


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参考→教師の長時間労働の中身は何?


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  • 2017 01.15
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