ロヒンギャってどんな民族?難民が増えるとどうなるか分かりやすく説明してみた

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2017年9月初めに東南アジアでトンデモ無いことが起こっています。ミャンマーのロヒンギャ族が迫害を受け難民化したり、迫害に対して抵抗したことで皆殺しにあったりしているのです。

迫害の内容は最悪なもので人道を大きく外れています。国際社会からの忠告に対してもミャンマー政府は開き直るだけです。

この問題には人身売買と関連があり、隣国タイでは逮捕者が出ています。難民ビジネス、人身売買ともにブラックマーケットを潤しています。

今回は不幸のどん底にあるロヒンギャの人々についてまとめます。


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無国籍人

ロヒンギャとは、ミャンマーに住む民族です。人口は約100万人なので「少数民族」とは言いにくいのですが、ミャンマーは5300万人という人口の多い国なので「ごく少数」となります。ちなみにスペインの人口は4700万人ですからはるかにそれを超えています。

しかし実はロヒンギャの100万人は5300万人には含まれていません。なぜならミャンマーの政府はロヒンギャの人々に国籍を与えていないからです。それじゃナニジンなのといわれれば、無国籍人なのです。

そういう意味では在日朝鮮人にも似ています。彼ら彼女らの外国人登録書には「朝鮮」と書いてありますが、その意味は「朝鮮半島出身者」と言う意味で「朝鮮民主主義人民共和国」の国籍があるわけではありません。

便宜上そして様々な経緯から在日朝鮮人のフォローを朝鮮民主主義人民共和国政府がおこなってきました。それだけの事です。出身地が今の韓国の人も多いですし、社会主義を否定する人も多い(というか大多数)です。正確に言えば在日朝鮮人は無国籍人です。

 


虐殺とレイプ

在日朝鮮人は日本の住民です。日本の学校にも行けますし、日本の公共サービスも受けられます。日本人の中には深刻な差別意識はいまだに持っている人もいますし不利益も多いですが、殺人や傷害という形で行動にあらわす日本人はいません。

しかしロヒンギャの人々は住民としてカウントされていません。1982年以降は法律で帰化も禁止されました。学校へも行けません。そして一番の問題は家の焼き払いや虐殺、拷問そして強姦などがミャンマーの住民や兵士によっておこなわれているということです。

それは「民族浄化」といわれるものです。つまり異民族を全員殺す。女性には自民族の混血を生ませる。それによって仏教を信じるビルマ族だけの国にするという考え方と行動です。ロヒンギャはイスラム教徒(ムスリム)なのです。

ロヒンギャの住んでいる地域はこのあたりです。

 

バングラデシュとミャンマーの国境地帯です。もともと住んでいた人もいますが、200年くらい前にミャンマーへ移住してきた人が多いのは事実です。その理由はすごく複雑です。

 


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アジアのユダヤ人

簡単にいうと、昔、ビルマ族に差別されたのでバングラデシュ(当時はベンガル)に逃げたロヒンギャでしたが、イギリスによってビルマ族がやっつけられたので元の土地にもどったというものです。その頃ベンガルでは大飢きんがあったので多くのムスリムが一緒に移住しました。

その一緒に移住したベンガル人も含めて今はロヒンギャといわれます。ですからルックスはインド系(南アジア系)です。ビルマ族のような東南アジア系の外見とは違います。ルックスも違い、宗教や文化も違い、言葉も違うわけです。

しかも100万人しかいないのです。ビルマ族は3000万人、他の民族も含めてすべて仏教徒という状況下で「ロヒンギャは人間以下」という差別が生まれたのです。一度イギリス側についたという歴史も反作用として働き、ロヒンギャは動物のように虐げられ奪われたり殺されたりしたのです。

昨年はロヒンギャの数人が警察署を襲ったそうです。もちろん理由があったのでしょう。暴力に暴力で抵抗したわけです。しかしそれに対して警察や軍は「掃討作戦」つまり「皆殺し作戦」に出たようなのです。ホロコーストを思い出させます。

関連記事→ロヒンギャは母国ミャンマーにも住めず避難先でも拒否されてどこへ行くの?


人身売買へ

その結果、何万、何十万人という人がインド洋へ船で逃げだしました。陸続きのバングラデシュへ逃げても強制送還されるからです。このロヒンギャボートピープルは10年くらい前からいて、イスラム教の国であるインドネシアやマレーシアが受け入れてきました。

しかしここ5年(2012年から2016年)の避難民は約17万人と推定されており、インドネシアやマレーシアにしてみれば「もう無理」というわけで受け入れを拒んでいます。タイも難民を受け入れない国なので、最近は上陸できる国がなく船が海上を漂っているわけです。

原因はミャンマーにあるわけですから、周辺国は「いい加減にしろ」と言っているのです。国連も実態調査をしようと現地に職員を派遣したのですが、ミャンマー政府は入国を認めませんでした。おそらく想像を絶する地獄のような状況があるのでしょう。

そんな彼ら彼女らをタイに密入国させる組織があります。しかもお金もくれるのです。それが人身売買組織です。ミャンマーでは地獄、船では餓死寸前。そんな人々にとっては奴隷のような境遇になっても生きていれば恩の字です。多くの人が自分をお金に替えました。


まとめ

数年前にタイの山中に100体以上の遺体が埋められているのが見つかりました。ロヒンギャの人々だと言われています。その後、人身売買に関わったとして多くのタイ人が逮捕されました。中には軍の高官もいました。

しかし逮捕者は氷山の一角で実際は巨大な組織がうごめいているのです。それはタイ政府の中枢にも浸食している可能性があります。なぜならこれは「金のなる木」だからです。とんでもないお金が手に入る黒いビジネスなのです。

それは「臓器売買」です。タイが臓器の輸出国であることは昔から有名です。幼児から大人までなぜそんなに多くの臓器が提供できるのかは謎でした。もちろん今もそれは謎ですが、ロヒンギャの人々が絡んでいないと言えるでしょうか。

そしてそのお金の一部がタイからミャンマー政府に流れているとしたら・・・・。アジアの最貧国とも言われるミャンマーにとっては貴重な収入です。ミャンマー政府はロヒンギャをタイ方面へ逃げださせるよう仕向けていると考えるのはおかしいでしょうか。

つまり難民を増やすことで権力者たちのフトコロが豊かになっている可能性が大きいということです。アウン・サン・スーチーのノーベル平和賞に大きな汚点がついたといってよいでしょう。

 

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  • 2017 09.04
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