金正恩は火星14ミサイル打ってなぜ喜ぶ?朝鮮発ロケットのICBMって日本製?

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連日のようにミサイルがどうのこうのという報道が繰り返されています。そしてキム・ジョンウンがいかに危険で非常識な人物かというイメージをマスコミが煽りたてています。

しかし国際連合の安全保障理事会はたいして問題にしておらず、アメリカも大きなアクションを起こしていません。韓国と日本のみが大きく騒ぎ立てています。

中国やロシアに至ってはノースコリアと「親友」状態です。いったいどうなっているのでしょうか。

今回は、ミサイル問題に対する私の考えをまとめます。

追記:2017年8月6日に安全保障理事会が「経済制裁」として石炭と海産物の取引を禁止する決議を採択しました。中国とロシアも賛成しました。


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今の世界

まず私が一番に訴えたいのは、現在の世界で一番の問題はノースコリアでなく、南スーダンとISIS(自称イスラム国)だということです。

南スーダンでは、政府が機能しておらず警察も軍隊も崩壊しています。そんな国ですから銃弾が飛びまくって死体がごろごろ普通に放置されているのです。

ISISは現在その勢力範囲をどんどん無くしつつありますが、イラクとシリアに与えている悪影響は計り知れません。ものすごい数の国民が国外へ逃げていきました。自宅に住めない人の数は一千万人を超えています。

また。ISISに支配されている地域では、ISISによる洗脳教育が公立学校でおこなわれています。そして敵の首を平気で落としたり、爆弾を自分の体に巻いて人ごみの中で爆発することを平気でやる子どもを育成しています。


なにか問題でも?

それに比較して、ノースコリアでは内戦が起きているわけでもなく、難民が大量に発生しているわけでもありません。独裁者のもとでは自由が無くて国民が不幸だとかいわれますが、おそらく世界で一番権力の弱い南スーダンは権力者は無力で国民は自由です。しかし不幸です。

まずは社会が安定していることが、幸せの基本ではないでしょうか。もちろん言論や報道の自由があり、社会が安定しているのが理想です。しかし、自由があっても死の恐怖に震えるような日常があるようでは不幸です。

さらに、独裁者への忠誠が刷り込まれているといっても子どもが爆弾を体に巻くような教育をしているわけでもありません。たまにノースコリアから他国へ逃げる人がいますが、その数もわずかです。

参考→朝鮮学校は反日で独裁者礼賛のイデオロギー偏向教育?見たことあるの?


ヴィラン

結局、そんな大きな問題はないのです。近所にちょっと元気な若者が住んでいて、大きな音のバイクに乗っているとかいうレベルです。実害は無いのです。ほっとけばいいのです。そんなことにイラつく時間があれば、本当に大切なことに自分の時間を使うべきです。

なのになぜ、日本のマスコミはこんなに大げさに報道するのでしょう。その理由は「悪役をつくるため」です。


悪口

人の不幸は蜜の味といいますが、人の悪口や批判もまた気持ちの良いものです。人間の本性でしょうか。他人の幸福を祝ったり、困っている人を助けたりするよりも逆の行動をとりがちです。幸福をねたんだり、困っている人に対して「原因はその人にある」とか言ったりします。

ノースコリアに対する報道を見ていると、その切り口は「他国に不安を与えて喜んでいるバカな独裁者ってどうよ」というパターンです。そして情報を受け取る側は、「本当にキム・ジョンウンはバカで最低だ。ノースコリアはダメな国だ」と考えます。

これは、情報を発信する側が狙った通りの反応です。安倍晋三氏が使ったことで「情報操作」が2017年のキーワードになっていますが、マスコミは情報操作のプロです。その操作には目的があります。「視聴率または発行部数をあげること」です。

そのために一番良いのは、「あいつは(あの国は)ダメだ」と思わせることです。


主人公と悪役

これは、映画やドラマでも鉄板のストーリーです。主人公に感情移入させるためには、悪役を作るのが一番です。古くは時代劇における「越後屋、おぬしもワルよのう。」です。悪徳商人に対する清廉潔白な武士。視聴者はその武士を応援します。

アンパンマンにはバイキンマン。ドクターXには、いけすかない医者。あかずきんちゃんにはオオカミです。バック・トゥ・ザ・フューチャーの主人公マーティも悪役からいじめられることでみている人から愛されるのです。

というわけで、ノースコリアは日本の政治とマスコミが作った悪役です。それによって、「日本はいい国だ」「日本の権力者はすばらしい」というイメージが強化されるのです。そしてニュースは最高の視聴率をかぜぐ「ドル箱」になります。

ドラマよりもニュースやワイドショーの方が視聴率が高いという傾向は、最近の日本で顕著です。スポンサーは思うかも知れません。「ノースコリアさん、ミサイル打ってください。誰も不幸にしないし、視聴率が上がってウチの商品も売れるし。」と。


米韓

さて、そうやって悪役づくりに勤しんでいるのは日本だけではありません。アメリカと韓国もそうです。

世界には約200の国がありますが、約170の国は普通にノースコリアと国交があります。ヨーロッパもほとんどの国からノースコリアに旅行できます。事実、首都平譲(ピョンヤン)には世界各地からの観光客がいっぱいいます。年間では10万人以上もの外国人が首都を観光していると言われています。

もちろん日本人も観光は可能です。その数は少なくないそうです。しかしなぜ日米韓がこんなに悪者報道するのかというと、この3国には共通したものがあるのです。それは「国が不調」ということです。


病んだ国々

日本は1990年頃のバブル崩壊以降、国家財政はどんどん借金を重ね、その数字は世界最悪レベルです。経済は「アベノミクス」によって株高の猫だましにあっていますが、改善していません。まじめな国民性だから維持できる、個人のサービス残業が国の経済を支えている現状です。

アメリカは貿易赤字に苦しみ、ドルの大量発行で信用を落としています。さらにトランプという危ない大統領を持っています。過去最悪の大統領であることは、本人も解っているでしょう。というか最悪がウリです。

韓国は大統領が逮捕されるなど政治が不安定です。また、行き過ぎた学歴社会によって超ストレス社会になっています。やたらと有名人が自殺をする現状から、日本以上に社会が病んでいる状況が感じられます。

このような「病んだ」国々で、国民にウケるのは「悪口」です。ノースコリアの悪口を言っていればとりあえず国民の不満は溜まりません。


薬と兵器は儲かる

もう1つの共通点は「軍事費の多い国である」という点です。

アメリカはもちろん世界1位ですが、日本は8位、韓国は10位なんです。3ヶ国ともトップクラスなんですね。もちろん経済規模との比較(対GNP)ではこういう順位にはなりませんが、まあ軍事費(防衛費)総額ではかなり多いということです。

この事実はマスコミで報道しません。理由は不明です。圧力があるのかも知れません。しかし国民もある程度はわかっているのではないでしょうか。税収はかなり下がって、国債はどんどん発行している。そんな中でも、防衛費はしっかり使っているという事実を。

しかし、そこに「ミサイルが飛んでくるぞ」という不安をぶつければいかがでしょう。「防衛費が高い」という意見は霧のように消えて行くでしょう。むしろ「もっと軍事力をアップさせよう」という意見がでてくるはずです。

それは、韓国やアメリカも同じなのです。それぞれの国で「軍事費が多すぎる」という批判はあるのです。しかし、ノースコリアの問題をちらつかせていれば批判をかわせるわけです。


不発?

さて、ここで大きな疑問が生まれます。打っているミサイルがなぜ爆発しないのか、という点です。爆発させないと「実験」にはならないはずです。

これは簡単です。あれはミサイルでなく「ロケット」なのです。宇宙に上手く飛びだせるかを実験しているのです。だからほぼ真上に打つのです。

ミサイルならば、真上に打つことはありません。ななめに打ちます。あれをICBM(大陸弾道ミサイル)とか本気で言っている人はいないでしょう。弾道というのはオービックつまり放物線で飛ぶのです。

なぜ真上に打っている時点で疑問を持たないのでしょうか。だいたい名前も火星14です。目指しているのはICBMではなくて、火星探査です。それは今、世界中の国が目指している星です。インドはすでに火星の軌道上に衛星を浮かべました。


GPS

そしてロケットを宇宙まで飛ばす目的は、「人工衛星」の設置です。ICBMを持っていても人工衛星を持っていなければ意味はありません。地球のまわりには現在も何千個という人工衛星が飛んでいます。

しかしノースコリアの人工衛星はわずかです。まずは宇宙まで(人工衛星を置いてくる高さ)まで飛んでいけるロケットが無いのです。ですから今は、何回も真上に打ち上げて人工衛星を置いてきているのです。

実際は、失敗の方が多いでしょう。しかし、いろいろな軌道に人工衛星を置いておかないとダメです。ある程度離れた人工衛星が3つで地球上の位置を特定します。いわゆるGPSです。アメリカが開発した軍事技術です。今はカーナビにも使われます。

軍事的に他国と張り合うためには、とにかくたくさん人工衛星を飛ばすべきです。地球上どの地点にいても3つの衛星から電波が届くようにしないといけません。そうすれば、ミサイルも行き先をコントロールできます。


落ちる場所

人工衛星を打ち上げるロケットとミサイルのロケットは同じ形をしています。先っちょに入っているのが人工衛星か爆弾かの違いです。

ミサイルの場合はロケットもある意味相手を攻撃するパーツですからどこに落ちても良いのです。しかし人工衛星のロケットが宇宙でぽいっと衛星を投げ出したあと住宅地におちたら大惨事です。

ですからどの国も必ず海または沙漠に落ちるように計算しています。ノースコリアのロケットが日本海に落ちるのはそのためです。ものすごくほんのすこし斜めに打ち上げて近くの海に落とすのです。

あのロケットはどこを狙って打ち上げているか。それは宇宙空間です。そして、もう1つの目標地点は日本海です。ちなみに韓国やノースコリアでは「日本海」と呼びません。

参考→ホリエモンの宇宙ビジネスって目的は何?ロケットの値段はいくら?


お金は?

さて最後の疑問です。ロケットは高額です。大型のロケットなら一回の打ち上げで100億円使います。それ以上に、開発、設計、製作には何千億円も使うのです。北朝鮮は石炭とレアメタルの輸出くらいしか産業がありません。資金はどうやって賄うのでしょう。

日本の国家予算は約100兆円。といっても約半分は国債ですが。それに対しておそらくノースコリアの予算は日本円で2兆円くらいと言われています。そんな財政なのにロケットを開発して何回も発射実験できるのはなぜでしょう。

これはいくつかの説があります。しかし完全に秘密なので何が正しいのかわかりません。とにかく確実に言えることは、「外部の資金」が入っているということです。


外部資金

仮説その1は、日本の軍事産業が資金を出しているというものです。日本は敗戦後に洗脳教育ができなくなり軍事力をアップさせることに国民の合意が得にくくなりました。そんな日本に必要なのは「仮想敵国」です。

仮説その2は、ロシアの援助です。ロシアはロケットに関する技術ではアメリカ以上とも言われています。いまでも国際宇宙ステーションへ行く時は、NASAでもソユーズというロシアのロケットを使っているくらいです。

その技術を教えてもらうことで、開発費用をぐんと押さえることができるのです。さらに、ロシアはアメリカとの関係が微妙なので、朝鮮半島にロケット発射台を持っておけば結構な威嚇になるというわけです。ただしロシアは今、お金がありません。


まとめ

技術はロシア、資金は日本と私は想像しています。それぞれがお互いにWIN-WINの関係です。さらに今は無国籍企業の多い時代ですから、他にもスポンサー企業がいるでしょう。不安定な国際情勢によって利益を受ける業界はいろいろあります。

2兆円の国家予算で、あれだけのロケットを打ち上げられるキム・ジョンウンはスポンサーを集めるのが本当にうまい「やり手」と言えます。莫大なお金を集めてロケットを飛ばし、自国の人工衛星を増やせば笑顔もはじけるでしょう。

権力者に不満をもつノースコリアの国民もたくさんいるでしょう。そういう人に対しても、「いやいや未来は明るいよ」というメッセージを発信することもできます。WIN-WIN-WINです。死傷者はどこにもいません。

最後に一言、「たかがロケットに、騒ぎすぎですよ。」

追記:2017年8月6日に、朝鮮に対する経済制裁がアメリカ主導で決議されました。私はキム・ジョンウンの資金集めに差しさわりがないと見ています。もともと表に出るお金ではないので。

参考→具良鈺さんは在日の美人弁護士!高校無償化を闘うジャンヌ・ダルク?


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  • 2017 07.29
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