ゆとり教育で学力が低下!実はそれが嘘って知っていますか?

  • ゆとり教育で学力が低下!実はそれが嘘って知っていますか? はコメントを受け付けていません。

この記事は3分で読めます

Pocket

OECD(オーイーシーディー)が調査している

国際的な学習到達度調査PISA(ピサ)で2003年

トップクラスだった日本の平均点が

セカンドクラスに落ちたというニュースは

大々的に報じられました

今回は その時から続く

「学力向上大ブーム」についてまとめます


スポンサーリンク


学力低下の原因は「ゆとり教育」

ということで学習指導要領もその後

「脱ゆとり」の方向で作られました

 

2008年に始まった現行の学習指導要領では

選択授業が廃止されて総合の時間が減りました

 

私の担当している社会科では

3年生において週3時間だったものが

4時間に増えました

 

さて学力とは何でしょうか

本当に低下したのでしょうか

などをまとめてみました

 

その前にOECDとは何か説明しておきます

それは簡単に言うと「ご意見番」です

世界に約200ある国のうち

経済の発展している欧米や

日本 韓国 オーストラリアなど

30余りの国がメンバーです

 

で 経済の発展には こんな事が必要ですよ

というアドバイスをしています

そんな組織が子どもたちにテストをしているのが

PISAです

これはテストでなく「調査」です

子どもたちが

未来の経済発展を担う力をつけているか

を調査しているのです

ですからテスト問題は

日本の学校でよくあるような

記憶力で勝負できるものではありません

 

そのような能力は

機械的な工場労働によって

経済が発展している時代には大切だったわけですが

OECDは未来へのメッセージを

テスト問題に託しています

 

2003年のいわゆるPISAショック

といわれた時の問題には

答えがふたつある数学の問題がありました

 

問題自体は日本の15歳レベルとしては

難しくないものでしたが

答えは1つと教育されている

日本の子どもたちはとまどい

無回答が多くありました

日本の数学教育はかなり高レベルです

海外の高校へ留学した人は例外なく驚きます

日本の中学で普通レベルの能力でも海

外の高校へ行くとほぼ満点がとれた

という話をよく聞きます

つまり「こんなのもう習ったよ」

という内容なわけです

海外では高等な内容をする代わりに

答えがふたつあるっておもしろいな

という勉強をしているのです

日本でそんなことを楽しんでいたら

教科書が進みません

日本の勉強は入試のためであり

将来の自分や

世界の発展に役立てるためではありません

OECDの作った問題は

そんな日本の教育に対して

強烈なパンチをあびせたわけです


スポンサーリンク

ところが

テスト結果だけを重視する伝統のある日本では

日本の教育に何が欠けているかの議論をせず

平均点が下がったという点のみをマスコミが煽り

学校教育はだめだ

先生の教え方はだめだ

塾や予備校にいかないと

子どもたちは入試で負ける

と国民に刷り込んでいったわけです

それが2003年です

 

その後はご存じのように

東進を中心とした教育産業が急成長し

市井には塾が乱立してきました

古い食堂などが廃業したあとに

塾が入居したというケースを

見かけた人も多いのではないでしょうか

ゆとり教育が批判もされました

しかし教える内容を減らしたのは

上記のように入試のために詰め込むのでなく

考えたり表現したりする時間を生み出すために

教える内容を減らしていこうという

目的があったからです

そして減らしたといっても

国際的にはまだまだ多かったのです

当時の文部大臣有馬氏(自民党)は

学校を批判するこのマスコミ報道に対し

裁判を考えたと述べています

この動きには絶対に裏があるとも言っていました

彼は物理学者で東大の名誉教授です

国際的に通用する人材を育てようとした

自分の方針がデマによってつぶされるのは

我慢できなかったのでしょう

 

その後はしかし学力向上の大合唱がはじまり

学習指導要領という

国の定めた学習内容のルールが

改定されたことよって

古い日本的教育が珍重されるようになりました

しかし国の教育政策を考える人たちは有能でした

その間も着々と問題点の改善戦略を立て

2020年の改定では

アクティブ・ラーニングとキャリア教育を目指す

と旗を立てたのです

つまり有馬氏が目指したゴールを

再び目指すとしたわけです

子どもたちは先生の話を聞くばかりでなく

自分たちの意見を言うように

それもディスカッションできるように

そして入試のために勉強するのではなく

将来の自分と世界が

よりよくなるようにするために勉強する

という方針です

 

学校現場はとまどっていますが

私自身はすばらしい方針だと考えていますし

アクティブ・ラーニングを得意とする

自分の時代がきたな!と喜んでいます

1点に一喜一憂することのないように

大学入試制度も変更されます

東大にも推薦入試が入りました

日本もユニークで

環境に配慮して

発想とアイデアと

インターネットビジネスを楽しめる

国になれそうです


スポンサーリンク

  • 2017 01.17
  • ゆとり教育で学力が低下!実はそれが嘘って知っていますか? はコメントを受け付けていません。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

コメントは利用できません。

カテゴリー