裁判員に選ばれたら殺人写真の確認や死刑宣告もある?拒否はできる?

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2009年からスタートした裁判員制度
2011年の資料によると
1年間に1570件の裁判員裁判があったとのこと

一つの裁判に6人の裁判員がいますので
1年間でざっくり1万人が参加したことになります

実施されてから8年が経つわけですから
これまで約8万人の人が裁判員になったといえます

選挙人名簿から選ばれるわけですから
大人の人口でいけばおよそ
1000人に1人は経験したことになります

私の知人も1人参加しました

かなり身近になってきた裁判員制度ですが
その中身は十分に理解されているとはいえません
すべての裁判に裁判員が呼ばれるのでしょうか?
一部としたら どういう裁判が対象なのでしょうか
そして本当にこの制度は必要なのでしょうか?


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さてこの裁判員はなぜ始まったのか?
それは小泉総理大臣の頃
犯罪者に対する刑罰が甘い!
という世論が盛り上がったからです

日本は先進国の中で
死刑を残している珍しい国ですが
人を殺したら死刑だろ!
という考えを持つ人が多いから
そういう世論が盛り上がるのでしょう

これは日本人が残酷だからというのではなく
おそらく仇討の伝統だと思います

江戸時代は身内を殺されたら
相手を殺しても罪に問われなかったのです

赤穂浪士の討ち入りが美談として伝わる我が国です

明治維新後も仇討はあったようで
明治6年に政府が「復讐禁止令」を出して
警察が取り締まることになります

しかし2017年の今も日本の精神文化として
「人を殺したら死ぬのは当たり前」
という流れはある気がします

犯罪の被害者はほぼ「極刑」を望みます
とインタビューに答えますし
マスコミもそれに対して批判はしません

といっても
殺人を犯して死刑になるのはまれです
おそらく5%程度です

ですから刑が甘いという考えの人を
煽るのは簡単です

アメリカでは2015年
黒人の集まるキリスト教の教会で
若い白人男性が銃を乱射し
8人が亡くなりましたが
遺族が一斉に「加害者をゆるしたい」
とインタビューに答えて話題になっていました

事件のあったサウスカロライナ州は
死刑を続けている州なので
つい先日死刑と決まりました

被告は控訴する予定とのことです

アメリカでの
この裁判は陪審員(日本でいう裁判員)の
全員が死刑を支持した時のみ死刑になるそうで
一名でも反対があれば無期懲役だそうです

日本では 6人の裁判員と3人の裁判官がいて
多数決制ですので5人以上の賛成があれば
死刑になります

もっと厳しい刑を与えよという
世論の盛り上がりから始まった
日本の裁判員制度ですから
裁判員となって死刑を支持するのは
願ったりかなったりと言えるかも知れません


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しかし多くの識者が指摘している通り
刑の宣告が職業である裁判官でなく
偶然呼び出された素人が死刑を支持するのは
酷ではないでしょうか

それに全く抵抗のない人もいるでしょうし
むしろやりがいを感じる人もいるでしょう

抵抗があれば死刑に反対すればいいわけですし
最初の面接で死刑には反対ですと言えば
裁判官には選ばれないかも知れません

しかし 他の5人が死刑を支持すれば死刑となります
刑を決める話し合いには参加するわけですから
当然死刑判決の責任者ではあります

免田事件など裁判が間違っていることが
後からわかって無罪となった例もあります

無罪がわかったのが彼の死刑執行後だったら
非常に問題でした
いや彼の青春を奪ったという点で
大問題です

私自身は死刑を廃止すべきと考えているので
もしも死刑が求刑されている裁判の
裁判員に選ばれたら相当困ります

そしてもしも最終的に裁判員となってしまい
死刑が確定したら絶対悪夢にうなされます

さて この制度が導入されてから
判決は変化したのでしょうか
調査によると
性犯罪の刑が若干重くなり他は変化なし
との事です

これでは裁判員を導入した意味がないのでは?

裁判員に選ばれれば
仕事を数週間休むことになります

当然同僚は仕事をカバーしないといけません
さらに裁判員への交通費と日当が
税金から支払われます

また 裁判では当然証拠や現場の写真
事件の詳細などが知らされます
かなり衝撃的なものも多いでしょう

そういうものに苦手意識のある人もあるでしょう
私も血は苦手です

しかも自分の都合による拒否はできません

 

私はこの制度をやめるべきだと考えています

刑を重くしたいのであれば刑法を改定するべきです

「刑法を改定して死刑を増やします!」
と主張する国会議員が
多く当選すればそれができます

死刑になりたいから人を殺したという犯罪者がいます

治安を良くするには刑を重くすれば良い
といった単純なものではないでしょう

日本に復讐禁止令が出されてから
今年で約140年です
裁判員制度をやめて
極刑を無期懲役にする時代が
きているのではないでしょうか

2017年8月2日追記

久しぶりに裁判を傍聴してみました。やはり裁判員制度には大きな意味がありますね。絶対に継続すべきだと感じました。

メンタルに傷を残さないように十分なケアもなされています。選ばれたら安心して専念すれば良いです。

ただし、死刑は廃止すべきという考えは変化していません。

参考→石原真理子は懲役の実刑?少額窃盗の万引きに刑務所行きの可能性はあるのか?

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  • 2017 01.13
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