熱中症チェッカーはどこで売ってる?気温と湿度以外に何か関係しているの?

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2018年の7月は豪雨の被害だけでなく、記録的に高い気温を残しました。

 

小学校では子どもが犠牲になり、各地で高齢者が倒れています。

 

そんな中、部活動の大会が各地で行われ、やはり熱中症で多くの生徒が救急車に乗って病院へ運ばれています。

 

「気温が高いので中止する」という判断がなされないことに、多くの批判が集まっています。

 

そこで、注目を浴びているのが、「暑さ指数測定機」別名「熱中症チェッカー」です。

 

これによって、熱中症の危険度が一目瞭然というすぐれものなのです。

 

今回はこの機械と学校における熱中症対策についてまとめてみます。


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暑さ指数測定機はいくら?

 

この熱中症チェッカーは、結構高価です。

 

平均して2万円します。

 

なぜこんなに高いのかというと、熱中症チェッカーは単純な温度計ではないからです。

 

売っているのは、学校御用達の「アスクル」が一番身近です。

 

学校の事務室にカタログがあるので、それを見れば出ています。

 

または、「アスクル」で検索して、サイトに入れば商品一覧から購入できます。

 

まあ、学校予算で買うのでしたら、「アスクル」とか出入りの業者さんに頼むのが一番でしょう。

 

グラウンド用と体育館用の二つは絶対に必要ですね。

 

もしよければ、アマゾンでどうぞ!

 


暑さ指数の計算式は?

 

熱中症チェッカーが示す暑さ指数はこんな計算で出てきます。

 

WBGT(℃) =0.7 × 湿球温度 + 0.2 × 黒球温度 + 0.1 × 乾球温度

 

WBGT はWet-Bulb Globe Temperatureの略です。

 

Wet-Bulb ウエット・バルブというのは、簡単に言うと温度計に湿ったガーゼを巻いたものです。

 

 

Gは「Globe」 グローブというのは「タマ」です。

 

国際的というのをグローバルなんていいますが、あれはグローブ的という意味で、この場合のグローブは「地球」です。

 

球は「タマ」と読みますよね。

 

この場合は金属でできた黒い玉の事で、その中に温度計を突っ込んで温度を測るのです。

 

つまり、何をやっているかっていうと、「日光による熱量」を計っているわけです。

 

それに対してWB(ウエット・バルブ)は、湿度が低いと温度計が低くなります。

 

なぜなら、空気が乾燥していれば、ガーゼの水分が気化するからです。

 

ご存じのように、液体が気化する時には、周囲の熱を吸収します。

 

打ち水やクーラー、冷蔵庫はこの気化熱を利用しています。

 

逆に湿度が高いと、気化が少ないので、WBの温度計は高くなります。

 


なぜこんな式になるの?

 

暑さ指数を計る式はこうでした。

 

WBGT(℃) =0.7 × 湿球温度 + 0.2 × 黒球温度 + 0.1 × 乾球温度

 

では、一項ずつみてみましょう。

 

WBGT(℃) =0.7 × 湿球温度 + 0.2 × 黒球温度 + 0.1 × 乾球温度

 

この部分は「蒸し暑いかどうか」です。

 

ここで0.7をかけているということは、熱中症につながる暑さの7割は「湿度:蒸し暑さ」と関係しているということです。

 

WBGT(℃) =0.7 × 湿球温度 + 0.2 × 黒球温度 + 0.1 × 乾球温度

 

0.2をかけるのは、G(グローブ:球:日光の熱)です。

 

2割は「直射日光によるダメージ」が関係しているというわけです。

 

WBGT(℃) =0.7 × 湿球温度 + 0.2 × 黒球温度 + 0.1 × 乾球温度

 

そして最後は「普通の温度計」です。

 

これはわずか1割です。

 

つまり、気温が40度くらいあったとしても、ものすごく湿度が低くて、太陽は全然出ていないという状況があったとしたらWBGTは低くなるのです。

 

日本の本州、四国、九州のように夏の湿度が高いところは、快晴で気温があがると、暑さ指数は高くなります。

 

熱中症チェッカーの先端に黒い球がついているのは、「G」を測定するためです。

 


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暑さ指数って誰が発明したの?

 

熱中症チェッカーの示す、この暑さ指数、実はアメリカの軍隊が考案したのです。

 

軍隊ですから、当然訓練をするのですが、訓練で犠牲者が出ると士気が落ちます。

 

それに、軍隊の基本的な考え方は「いかに犠牲者を少なくするか」なのです。

 

犠牲者が少ない方が戦争に勝つのですから当然といえば当然です。

 

世界最高の軍隊である米軍ですから、医学的根拠に基づいて作ったのが

 

WBGT(℃) =0.7 × 湿球温度 + 0.2 × 黒球温度 + 0.1 × 乾球温度

 

なのです。

 

これによって、訓練中に熱中症で倒れるということが無いようにしたのです。

 

それが1954年(昭和29年)です。

 

アメリカでは、一般のスポーツもこの尺度に沿って中止を決めます。

 

その基準が、今年2018年になってようやく日本でも注目されるようになりました。

 


何度になると運動中止?

 

 

 

この基準によると、暑さ指数が31度以上であれば、運動は禁止です。

 

湿度や日光の強さにもよりますが、気温(乾球温度)では35度以上です。

 

私は、全ての学校が2万円で熱中症チェッカー(暑さ指数測定機)を買って、校長がそれを常に見て、31度を超えたら「運動を伴う活動の中止」を命じるべきだと思います。

 

また、「厳重警戒」ゾーンであれば、頻繁に休憩を入れるよう全校放送すべきです。

 

また、イベントなどは、責任者が必ず熱中症チェッカーを持ち、中止などの判断をするよう法律や条例を作った方が良いでしょう。

 


まとめ

 

2018年は異常気象の年として人々の記憶に残るでしょう。

 

いやそれとも、「異常気象が始まった年」として記憶されるかもしれません。

 

ひょっとしたら、これからは豪雨と異常な高温が毎年やってくるかもしれません。

 

豪雨災害への対策は、早めの非難に尽きると思いますが、熱中症への対策、特に学校における対策は「中止する決断」が大切です。

 

特に日本の学校は、校長に決断が求められるシステムです。

 

しかしその校長は「教育委員会」の指示を待っていることも多いのです。

 

さらに法的には、責任を「部活顧問」や「担任」が取らされる前例が多くあります。

 

教育委員会は「現場」ではありません。

 

「事件は現場で起きている」のです。

 

決断できない校長と現場の空気がわからない教育委員会に任せていたら、この異常気象を安全に乗り切れる気がしません。

 

やはり、「自分で判断できる子ども」を育てるのが一番かも知れません。

 

おたおたしている大人よりも、「暑さ指数が31あるから、今日の部活はやめとこう」といえる生徒の方が絶対に頼りになります。

 

どちらにしても熱中症チェッカーはマストアイテムになりそうですね。


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  • 2018 07.24
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