旭日旗がなぜ差別的なの?フロンターレを処分したAFC倫理規約とは?

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2017年4月に行われたアジアチャンピオンリーグの試合で、日本のチームを応援する人が旭日旗を使用しました。それに対して、川崎フロンターレが主催するアジアサッカー連盟から処分されました

この処分に対して、日本政府の官房長官が反論をコメントするという異例の展開を見せています。

今回はこのニュースについてまとめます。


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アジアチャンピオンズリーグ(以下ACL)とは

アジアサッカー連盟に加盟する国々のリーグで上位に入ったチームが対戦し、アジア最強のクラブチームを決める大会です。

前身となるアジアクラブ選手権が1967年にスタートしており、現在のACLは2002年から始まりました。

2017年の優勝賞金は約3億円です。しかも、クラブワールドカップへの出場権が得られるので、上位に入ると収入面でのメリットが大きい大会です。

最近10年の優勝チームは、日本が2韓国が4中国が2オーストラリアが1、カタール1です。


何が起きたか

2017年4月に行われた川崎フロンターレ対水原三星(スウォン サムソン)ブルーウイングスの試合で、川崎フロンターレを応援していたサポーターが旭日旗を掲げたのです。

場所は相手チームのスタジアムです。4万人以上を収容する大きなスタジアムなので、アウエーチームであるフロンターレ側の観客席は人もまばらでした。

私の確認した写真では、そのまばらなスタンドにぽつんと旭日旗がありました。そしてその横に同じサイズの日の丸が見えました。

つまりホームのスウォンを応援する人たちには、かなり目についたでしょう。通報を受けたスウォンのセキュリティオフィサー(警備担当)が「規約違反の旗である」としてキックオフの前に没収しました。

しかし、試合後に何人かのスウォンサポーターがフロンターレのサポーター席に入って抗議をしました。


そして処分

その後、フロンターレサポーターは無事に出られたのですが、スウォンはアジアサッカー連盟に抗議しました。

そして、アジアサッカー連盟の処分は「フロンターレに対する1試合の無観客試合を課する」プラス「罰金15000ドル(約170万円)」というものでした。

ただし、「1年間の執行猶予付き」でした。つまり、1年以内に再犯すれば処分を執行するというものです。どちらにしても「有罪」ということです。


なぜ有罪か?

アジアサッカー連盟は、国際サッカー連盟(FIFA)に属する組織です。当然、国際サッカー連盟のルールに従って処分を決定するわけです。

今回はアジアサッカー連盟の倫理規約第58条に違反している、という裁定でした。この第58条は、FIFAの倫理規定23条に沿って作られたものです。

そこで、国際サッカー連盟のルールを原文で読んでみました

参考→FIFAの倫理規定(英文)

全部で60ページあります。役員はワイロをもらっていはいけませんとか、いろいろなルールが載っています。その22ページに Non-discrimination という項目があります。つまり「反差別」または「差別の禁止」です。この項目に違反したと判断されたわけです。

正確に言えば、この項目に違反したサポーターを取り締まらなかったので処分されたわけです。

つまり、チーム関係者は、手荷物検査をするとともに、自分のチームを応援する観客が掲げたフラッグ類を試合中に監視しなければならないのです。


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何に違反したの?

その項目を簡単に訳すと、

差別的または人を痛めつけるような言葉や仕草によって、その人や国を傷つけられることはありません。」となります。

もっとシンプルに意訳すると、

「言葉や仕草で人や国を傷つけてはいけません。」ということです。

では、傷つけるってどんな事に関してか?と言えば、

race, skin colour, ethnic, national or social origin, gender, language, religion, political opinion or any other opinion, wealth, birth or any other status, sexual orientation or any other reason.

と、いっぱいあります。

この中のどれに違反したのか、報道ではそこまでわかりません。おそらく「any other reason」でしょう。つまり、「その他の理由」です。なぜなら上の中には旭日旗を問題にする項目がないからです。


その他の理由とは?

おそらく「歴史的問題」でしょう。旭日旗が韓国の国民感情を傷つけると判断されたと考えられます。なぜサッカーの試合で旭日旗を掲げると韓国民の感情を害するのでしょう

それは、1910年に日本が韓国という国を消去したからです。教科書的に言えば韓国併合です。つまり日本の一部にしたわけです。

それができたのは日本に圧倒的な軍事力があったからです。軍隊の力で朝鮮半島を支配したのです。韓国では3・1闘争などの独立運動がありましたが、日本軍が多くの運動家を殺して独立運動をつぶしました

その時に日本軍が使っていた旗が旭日旗なのです。韓国にとっては悔しい、屈辱の歴史です。

そんな最悪の歴史を思い出させる旗を、スポーツの試合で使うのはやめておきなさい。というのがアジアサッカー連盟の判断なのでしょう。


旭日旗と日ノ丸の下で

日本の支配下となった朝鮮半島の学校ではハングルでなく日本語を使わせました。名前も日本式にするよう仕向けました。

土地の登録難民を多く作り出して、日本への移住をするよう仕向けました。その結果総人口の10%にあたる300万人が日本へ渡りました。また、空港建設などの重労働現場で使役するために多くの韓国(朝鮮)人を拉致・連行しました。

そして若い娘を戦場へ連行して強制的に売春させました。(従軍慰安婦)

これらは反論している人もいますが、すべて証拠のある事実です。日本の敗戦で多くの人が半島に帰りましたが、約100万人の人は日本に残りました。今も多くの人が日本にいます。(在日コリアン)

旭日旗はこれら日本軍・当時の日本政府がとった政策の象徴と捉えられているのです。


韓国併合は

韓国が希望したので日本が受け入れたということになっています。確かに韓国内部で日本の一部になることを希望したグループはありました。しかし大部分の韓国民は希望していませんでした

そして1910年から1945年まで、日本が韓国を併合しました。それは、「植民地支配」であり「侵略」であり「支配」である。という説が有力です。というか常識です。簡単にいうと日本は悪いことをした、ということです。

これに関しては、「中国、韓国、朝鮮をはじめ、アジア諸国にものすごい悪いことをしたのを反省してます」というのが、日本政府の公式見解です。


まとめ

サッカー連盟の規約上は、「反差別」の項に違反しているので有罪となっています。しかし、差別ではないのです。いやもちろん差別して見下しているから侵略ができるわけですが、今回のルール違反は差別ではありません「心を傷つけた」というものです。

きちんとルールの原文を読めば、誰でもそれに気づくでしょう。しかしほとんどの人は読んでいないので、「差別だから処分された」という報道を見て、「なぜ?」と感じます。そして「差別じゃないでしょ!」と憤ります。そして、「本当に韓国はダメな国だ」と結論付けます。

それは、日本のマスコミが狙った通りの反応です。そういう感情を煽ってニュースの視聴率や雑誌の販売部数を上げるのです。

しかしそれは間違った報道であり、十分に知識のない国民が多いのを良いことに扇動している悪行です。

きちんと歴史を学んだ日本人であればサッカーのスタジアムで旭日旗を掲げることに対して違和感を持つはずです。

無知がゆえに旭日旗をかかげた人を責める必要はありません。私は本当に日本を愛する者の1人として、韓国の人に対して申し訳なく思います


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  • 2017 05.11
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