リンゴ台風ってどんな被害がでたの?なぜ何号じゃなくて名前がついてるの?

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2017年9月の三連休に日本列島を縦断しそうな台風がやってきました。すでに沖縄諸島では強烈な雨と風をもたらしています。

この台風が「リンゴ台風の再来」と言われています。しかし沖縄の宮古島を直撃した時には台風18号と言われていたのです。

一体リンゴ台風とはどういう台風なのでしょうか。さらに今回の台風はどんな特徴をもっているのでしょう。

今回はそんな疑問を解決してみます。


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2017年の台風18号

現在接近中の台風の特徴は以下の通りです。

かなりの低気圧(950ヘクトパスカル)

*ヘクトパスカル=ミリバール

暴風域が大きい(半径200キロ)

・パワーが大きい(含んでいる水蒸気量が多い)

・日本列島の日本海沖を北上しそう

・雨量が多そう

・風速が速そう

以上です。要するにまれにみる「強力な台風」ということです。その理由を1つずつ解説します。

 


気圧

現在の950ヘクトパスカルという数字は5段階で言えば4くらいで、5(最強)よりは弱いといえます。5レベルの台風というのは、このあと紹介するリンゴ台風レベルのものです。ヘクトパスカルでいえば940以下です。

ちなみに何ヘクトパスカルから台風になるかというと、その答えはないのです。「台風」と呼ばれるには気圧ではなく「風速」が必要です。中心部の風速が秒速17.2メートル以上になると台風になります。

つまり風が時速で約62キロになると台風になるわけです。ボルトが世界最高を出した時に70メートル地点で時速44キロを出しました。それより遥かに速いです。プロの競輪では70キロ近く出るそうです。

競輪では事故で亡くなる選手もいます。台風の最低時速というのはすでに恐ろしいスピードであるのです。今回の台風は現在中心近くで秒速45メートルです。これは時速162キロです。高速道路なら免許停止です。事故れば即死です。

 


暴風域

これは風速が25メートル以上と予想される地域のことです。時速に直すと90キロですから相当な風です。立っているのが困難というレベルの風になります。壊れやすいものが壊れて、重さの大きくないものが飛びます。

風速が30メートルになると、木が倒れる可能性があります。住宅倒壊の危険性も高まります。沖縄諸島ではこれくらいの風速が毎度のことなので風に強い住宅になっています。しかし本州の住宅や商店ではトタン屋根や看板が飛ぶことがよくあります。

ちなみにハリケーンは風速が33メートル以上の低気圧です。じゃあ17.2から32までは台風なのかというとそうではありません。北アメリカ大陸周辺の「風速33メートル以上の風を持つ低気圧」をハリケーンというのです。

つまり低気圧が生まれた場所によって台風と呼ばれたり、ハリケーンと呼ばれたりするのです。詳しくはこちらの記事をどうぞ→ハリケーンハービーの名前の意味と由来は?台風やサイクロンとの違いは何? 

ただし、ハリケーンの方が基準が厳しいというわけです。

 

 


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パワーと海と陸の関係

台風のパワーの元は、海からたちのぼる水蒸気です。それは海水の温度に比例して大きくなります。だから海水の温度が高い時期に台風やハリケーンが発生するのです。そして今は沖縄周辺の海水温が非常に高いのです。

つまり、沖縄周辺でパワーの落ちる台風ではなくて逆にパワーアップする台風なのです。なぜパワーが上がるかと言うとちょっと難しいので省略します。しかし逆にいうと陸地では海面からの水蒸気が無いのでどんどんパワーが落ちます。

そして今回の台風がデンジャラスなのは、日本海を通りそうだからです。上陸するとモチロン危険ではありますが、水蒸気を得られないのでほとんどの場合一気に弱くなります。しかし海上を移動すると弱まらずに北上するのです。

しかも海上だと移動のスピードも上がります。台風の進行方向へ吹く風は移動のスピードがプラスされますから、もともと時速50キロの風が吹いていて台風の移動スピードが時速40キロなら時速90キロの暴風になるわけです。

 


リンゴ台風

さて今回の台風の特徴は、1991年9月に来た台風19号の特徴とそっくりなのです。その台風がリンゴ台風と呼ばれるのは、もうすぐ収穫という未成熟ながらも大きくなったリンゴが台風の暴風で落ちてしまい、商品にならなかったからです。

つまり「リンゴ」(を落としてダメにした)「台風」なので「リンゴ台風」と呼ばれたのです。ほとんどの台風はリンゴの産地である東北地方へ行く頃はパワーを落としているのですが、この時もやはり日本海を北上したのでパワーが落ちなかったのです。

26年前のリンゴ台風は雨量も多く、さらに最高風速は鹿児島で時速300キロを超えるなど各地で観測史上最高値を叩きだしました。死者は64名で負傷者は1261名。名前はフルーツですが、全く甘くない台風だったのです。

今回は秋雨前線があるため、台風が接近する前に豪雨がありそうです。その雨が上がったとたん激しい雨と風がやってきそうです。リンゴ台風以上の雨量を持って日本列島を襲う可能性が十分にあります。外出を控えて山際の人は早めに避難所へ移動しましょう。

 

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  • 2017 09.15
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