アクティブ・ラーニングのプリントと授業展開!知識は本当に定着する?

  • アクティブ・ラーニングのプリントと授業展開!知識は本当に定着する? はコメントを受け付けていません。

この記事は3分で読めます

Pocket

今、文部科学省が強力に推し進めている改革が「レクチャー授業から、アクティブ・ラーニングへ!」です。2020年には学習指導要領が新しくなり、すべての先生がその路線に乗らねばならなくなります。アクティブ・ラーニングの第一人者を自称している私が、実際の授業をもとに解説しているシリーズも、これが4本目となりました。今回はプリントをやっている時間について書きます。


スポンサーリンク


その1

その1は「アクティブ・ラーニングがなぜ有効か」について、説明しました。そして実際の授業サンプルとして、「生徒自身のプレゼンによる授業の導入」「生徒からの質問とタブレットPCを使った展開」を紹介しました。

参考→アクティブ・ラーニングのプリントと授業展開!享保の改革その1?


その2

その2は「チームリーディングとは?そしてその長所は」について解説し、「実際に使用したプリント例と解答例」を掲載しました。

参考→アクティブ・ラーニングのプリントと授業展開!享保の改革その2?


その3と今回

その3(前回)は「アクティブ・ラーニングに適したプリントの作り方」を解説しました。

参考→アクティブ・ラーニングのプリントと授業展開!享保の改革その3?

さて、今回は、プリント作成についての補足と、プリントに生徒が取り組む際の注意点をまとめます。


50分の流れ

もう一度授業の流れを示しておきます。

1 生徒のプレゼン

2 前の時間を復習

3 チームリーディング

4 プリント(ワークシート)

5 ジグソー

6 まとめ

となります。

今回も前回に引き続き 「4 ワークシート」について解説します。


今日の反応は?

チームリーディングが終わったグループから、順々にプリントを取りに来るわけですが、頭をひねって作ったプリントがどう処理されるのか、毎時間、楽しみであり少し怖くもあります。


ミスプリント

私の場合、仕事は早いが粗いというタイプなので、結構ミスが出ます。昔は、まあ自作だし、ミスもご愛嬌と思っていました。ですから、たいして反省もせず、すぐに次のプリントを印刷していました。しかし。やはりミスは少ないほうがよいです。ミスは少ないとプリントの持つステータスを高めます


解答例を作るメリット

ですから最近は必ず、解答例を作るようにしています。解答例を作ることで問題のミスをチェックできます。さらに、解いてみると、違和感の出てくる問題もあります。その場合は、「例を三つあげなさい」という問題を、「二つあげなさい」にするなど改変します。


うろうろする

グループで問題に取り組んでいる間は、やはりうろうろ動きます。そして、生徒のノートをチェックします。といっても、全員のノートをチェックする必要はありません。何人か抽出して見ていきます。明らかに間違った答えになっているグループのみ、ヒントを出して修正させます。


答えはどうでもいい

それと大切なのは、完全に間違っているもの以外は、修正しないことです。諸説あるのが歴史です。こちらもいろいろな答えが導けるような問題を作るようにしています。あーでもない、こーでもないという話し合いが大切です。修正ばっかりしていると、修正指導を待つだけになります。


ぼーっと立つ

ここで1つとても重要なポイントがあります。それは、うろうろ歩いてノートをチェックする時に、チェックせずに立ち止まる瞬間を作るということです。質問をしたい生徒が声をかけやすい状態を作るためです。歩いて移動している先生を呼びとめる、ノートチェックしている先生に声をかける、どちらも私が生徒ならば気が引ける行為です。ですから、少しぼーっとした無防備な感じで教室の後ろや真ん中あたりに立ち止まることが大切です。


スポンサーリンク


これまでの常識から外れること

専門用語では「机間指導(きかんしどう)」と言うのですが、そういう用語を使いたがる先生から見たら「何をぼーっとしてんねん!ちゃんと指導せんかい!」といいたくなるでしょう。しかしこれは、魚を釣る罠なのです。そうやって、とにかく生徒同士で考え、自分の見解を主張し合うという時間になるよう、サポートします。


進行役はタイマーさん

これがだいたい10分から15分です。進行状況は水ものなので、生徒たちの進行状況を見てタイマーをセットします。必ずタイマーを黒板に掲示して、あと何分何秒で終わるかわかるようにしておきます。先生が「あと何分です!」と叫ぶのはうるさいだけです。


横道に逸れたら

たまーに、まったく関係のない話をしているグループがあります。その時は、注意せず、近くにぼーっと立ちます。すると軌道修正されます。別に、少しぐらい関係のない話で盛り上がってもいいんです。レクチャーだと、聞いているふりをして、半分以上が違う事を考えているでしょうから。それに比べると、9割以上が話し合いながらプリントに取り組んでいる状況は、何倍もマシです。


フィンランド

国際的な学力調査で一度、日本より上位にいたフィンランドの中学校へ見学に行った人のレポートを読んだことがあるのですが、なんと授業を無視して編み物をしている男の子がいたというのです。それでも先生は、放置していたそうです。それを読んで、考えました。


聞いているフリ

素直にみんなが前を向いて先生の話を聞くという理想を目指している日本(私)が、授業中に編み物をしている生徒のいる国と比べて負けているという事実。そこで出てきた結論は、「最近の日本の子は前を向いて聞いているフリ」なんだ、ということです。やっぱり、聞くのでなく、語らせないとダメだ。そう感じたのです。


タイマーが鳴り・・・

今は毎日プリントを前にして、あーでもない、こーでもないと語っている生徒をみながらニヤニヤしているわけです。あ、そろそろみんなのノートが仕上がってきました。ここまでで35分くらい経過しています。次のメニューは「ジグソー学習」です。これがまた面白いんですよ。それは次回に!


あなたはこの記事にどんな感想をお持ちになりましたか? ぜひ一言コメントを残していってください!! 質問もお気軽にどうぞ! 共感していただけたら下のツイッターアイコンやフェイスブックの「いいね」を押して拡散していただけると嬉しいです。 😛 


スポンサーリンク

  • 2017 03.04
  • アクティブ・ラーニングのプリントと授業展開!知識は本当に定着する? はコメントを受け付けていません。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

コメントは利用できません。

カテゴリー